小説同人誌装丁まとめ(2021年)
※この記事は二次創作BL同人誌を取り扱ったものです。
はじめに
こんにちは。斉清 霜楓です。2021年に発行した同人誌についてまとめていきます。
12冊目
作中に出てくる日記帳をイメージして表紙を作りました。古めかしい感じは出ていますが、文字が見にくいですね……。紙の厚さはちょうどいい感じ。ただ、これだと裏写りが気になります。ちょ古っ都さんはインクが濃いめなので、紙はもう少し厚いものを選んだほうが良さそうです。
途中、横書きになるページを挟んだり、本文での仕掛けを試してみた本でした。
13冊目
8冊目のパロ本の続編ということで、和紙PPで揃えました。表紙絵はめちゃくちゃうまく描けたんですが、暗い色を使用したため、印刷だと沈んでしまいました……。淡い色合いの絵が和紙PPは相性が良さそうです。
本文はやはり、線が細い印象があります。写真にはありませんが、ルビもつぶれたりせず、しっかり読めたので良かったです。
本文用紙はライト書籍用紙クリーム55kgがお気に入りで、これ以降コミックモールさんで出した本はこの紙ばかり使用しています。
14冊目
表紙はRGB→CMYKの変換の壁にぶち当たりました。本当はもっと淡い色合いの予定でした。印刷、難しい。
本文はみっちみちになってしまいました。当時「改行怖い病」に罹っていて極端に改行が少なかったことと、ページ数をなるべく減らしたほうがいいのかなと考えていたこともあり、板みたいなページができあがってしまいました。反省です。
15冊目
これは特に反省点は無いです。以降の設定の基準になりました。
16冊目
これが一番気に入っている装丁です。ホログラムPPはテンションが上がるし、心の支えになるのでおすすめ。コミックモールさんは神。
さっそく余談なんですが、表紙写真の宝石箱は自分で作りました。ネットと百均で道具が揃う時代、最高。帯はどんなもんかと思って、自宅のプリンターでトレペに印刷してます。いきなり印刷所に頼むのが怖かったら、自作するのもありだと思います。ただ、トレペに印刷するのは難しい&切ったり巻いたりが面倒、ということもあるので、頼んだほうが確実に綺麗なものにはなります。
本文は、ページ数を減らさざるを得なくて8.5pt、42文字×18行にしたんですが、個人的には物語の雰囲気とあっていてよかったかなと思います。ですが、この文字の小ささ、文字数は、小説を読み慣れていないと「うっ……」となりそうではあるので、悩みどころですね。読者の層に合わせていくのが良いと思います。個人的にはページ数を減らすためにやむなく、といった場面以外では9ptでいこうかなと考えています。
と言いつつ、今度出すパロ本は原作に合わせるために8.5ptで作成する予定なんですが。
最後に
2021年の本は以上です。この年は、私が卒論真っ最中ということもあって再録本がメインでした。
この辺りでようやく、同人誌づくりに慣れてきた感があります。装丁で遊ぶ余裕も出てきました。好きなように装丁をいじれるのが同人誌の良い所なので、理想を追い求めていきたいです。
次の記事はようやく2022年の本になります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?