政策立案における可謬性について;とりあえず小さい実験を繰り返すこと。
ポリスコーレのカリキュラムのポイントは「ロジック」「コミュニケーション」「実験」です。
今日は、「実験」の重要性についてです。当たり前・・と言われそうですが、地方自治体における公共政策の現場においては、ある仮設に従い、施策及び事務事業を展開します。
そうそう、そこで、ポイントなのですが、政策とは(あくまでの一般的に)、政策(目標)⇆施策(目標)⇆(事務)事業という三層構造で形成されます。問題は、この三層構造の繋がりをどのように合理的に設置できるかどうかにあります。
よくある事例では、そのガイドラインは、官公庁から示されることが多いです。なので、なんとなしに似たような体系性での行政計画が量産されるという仕組みになっています。
そこで問題は、官公庁から示される妥当性が、それぞれの自治体で担保できるか、簡単に言うと、ガイドラインのままに行って成果が上がるかどうかです。そこで、鍵になるのは数値目標になります。通常は、事業の実施がわかるために数値目標になります。ということは、事業実施がわけるだけ、その影響がどうだったかわからないという状況になります。
やはり、そこで大事になるのは、実験のプロセスになります。多分、ガイドラインの妥当性は多少はある。ただ、妥当性を高めるには、思考を一回ストップさせ、とりあえず実施してみると言うことが必要になります。
かっこよく言うと、行政施策の可謬性を一旦検討すると言うプロセスをどのように設定するかが鍵かと思われます。だからこその実験、とりあえず小さいケースをつくって試行することの重要性が高まっていると思います。
このプロセス設計をポリスコーレ東京は重要視しています。どうかみなさまご参加のほどを。
(了;細川)
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