マガジンのカバー画像

親の会ブックレビュー

6
在校生保護者会、卒業生保護者会が発信する本棚です♪ おすすめする本、ちょっとした雑談、活動の紹介などをアップしていきます。 みなさま定期期的にチェックお願いします。
運営しているクリエイター

#授業がおもしろい

[よりぬき] 今日もていねいに / 松浦弥太郎

保護者の皆さまから、 「この本おもしろいよ」 「この本おすすめです」 「生徒たちにぜひ読んで欲しい!」 「同じ保護さんに読んで欲しい!」 という1冊をご紹介いただくこのマガジン。 もしこのマガジンを読んで、興味のある本が見つかったら、ぜひお手に取ってみてください。 そして、私もおすすめの1冊あります!という保護者の方いらっしゃいましたら、平澤までご連絡ください。 いつでもレビューを受け付けております。 日常 なんでもないことを心を込めて過ごしたら 暮らしが楽しく感じられ

本のエンドロール / 安藤祐介 (講談社)

 読書好きの人なら誰しも、作家や編集者という仕事に憧れたことがあると思います。けれど本が書店に並ぶまでの間に、どんな工程があり、どんな人たちが関わっているのか、詳しく知っている人はあまり多くないのではないでしょうか。  『本のエンドロール』というこの作品は、とある印刷会社を舞台とする「お仕事小説」です。主人公の若い営業社員が、本造りの中で起きるさまざまなアクシデントを、先輩社員やさまざまな「職人技」を持った現場の人たちに助けられて乗り越えながら、社会人として成長していく姿を

ゼロからトースターを作ってみた結果/
トーマス・トウェイツ(新潮文庫))

読んで字のごとくのタイトル通りの本である。 いやいや、トースターを作るってなに? 
 ここで「ゼロ」が意味するものは、「土から掘り出された状態の原料」から「産業革命以前に使われていたものと基本的に変わらない」道具で作る、ということだ。 
アートスクールの学生であった著者が、卒業論文の発表の日までにトースターを完成させるべく、まず「鉱山の場所を調べる」ところから、、
と、 相当にワイルドで、抱腹絶倒?なドキュメンタリー。

 人類の歴史を紐解くような、思想的とも言える考察