神社にお参りするときの参拝の仕方や作法についての説明

「 神社にお参りするときの参拝の仕方や作法についての解説の記事 」
 です。

今回の記事は説明が多くて長いので、そのつもりで読んでいただければ
と思います。
四千字を超えますが、文章を切り分けると内容の連続性が失われるので
あえて長文のまま掲載します。



家の近所の地元の神社のことを鎮守の神社(ちんじゃのじんじゃ)とか

氏神神社(うじがみじんじゃ)とか言われますが、

それ以外にも、有名な神社とか

遠くにあるパワースポットとして有名な神社とかに

お参りに行ったり、参拝したときに

「 どのように、ご挨拶するのか?  」について

以下のように順番に説明していきたいと思います。


・ 神社の入り方、鳥居のくぐり方の作法について

・ 神社の通路の歩き方の作法ついて

・ 手水舎(ちょうずしゃ、てみずしゃ)で手と口を清めるやり方の
  作法について

・ 神社本殿・拝殿のどこに立ってお参りするかについての紹介と説明

・ 鈴を鳴らすことと、お賽銭の入れ方の作法と説明

・ 神前での最初の作法「 二礼二拍手一礼 」のやり方についての
  コツの説明

・ 神前でどのように祈るのか?ご挨拶の仕方と名乗り方の説明

・ 神前でお願い事をする前に言っておきたい日頃のお礼の言葉の説明

( これらはすでにご存知の方が多いのですが、たまたま私のブログで
  知ったのが初めて、という方もおられるかも知れないので、
  念のため説明しておきます。)


それでは「 神社にお参りする時の作法 」を順番に書いていきます。

・ 基本的に神社に参拝する時は神社の大小にかかわらず

  「 正門、正面入り口、表参道、の鳥居から入ります 」

鳥居をくぐる時に、鳥居の一歩手前で立ち止まり、軽く一礼します。

一礼したら、鳥居の中に入ります。


・ 鳥居からの通路を歩くときは、通路の真ん中を歩かずに

  左か右の脇側を歩くようにします。

  通路の真ん中は神様の通り道だから空ける、ということに
  なっています。


小さな神社ならば鳥居をくぐってすぐのところの脇側か、

大きな神社ならば鳥居をくぐってから少し歩いたところの脇側に、

・ 「手水舎(ちょうずや・てみずや)」 という、手を清め、
   口をすすぐ場所があるので

  そこで、手を清めてから口を濯ぎます。


手水舎では、まずヒシャクの柄を右手で持ち、
水をしっかりと一杯分すくいます、

次にそのまま、空いている左手を4分の1の水で洗い流し、

次に、ヒシャクの水はそのままで左手に持ち替えて、

空いた右手側をまた1杯の4分の1の水で洗い流し、

次に、ヒシャクの水をそのままに右手に持ち替えて、

空いた左手で水を受ける形をつくり、1杯の4分の1の水を左手に移して、

左手から水を口に移して、口の中を濯ぎ(すすぎ)ます。

(口を濯いだ水は下に静かに吐き出してください)

最後に、残った1杯の4分の1の水を使います。

水が入ったままのヒシャクの頭を立てるように持ち上げて

残った水がヒシャクの柄の方に流れ落ちるように指でつかんだまま

水を流して落としていき、ヒシャクの柄の部分を洗い流してください。

そして、ヒシャクを手水舎に戻して終わりです。



※ 手水舎の使い方で特に注意していただきたいのは、
  口を濯ぐ際に、ヒシャクに直接口を付けて水を口にふくまない
  ことです。

  私もいろんな神社の行きましたが、ときどきこれをやっている人を
  見かけます。
  年配の方でも、若い方でも、ヒシャクに直接口を付けてはいけない事を
  知らない方は知らないのだな。とあらためて気づかされます。

  次に同じヒシャクを使う方もおられますから、
  ヒシャクに直接口を付けないように注意しましょう。


手水が無い神社の場合は、仕方が無いのでそのままでいいです。


・ 手水が済めば、神社の本殿正面か拝殿正面に行き参拝するのですが、

私の知る範囲で、「どの位置でお参りをするか」で、2つの説があり、

どちらを採用すればよいのかわからないので両方書いておきます。


「本殿・拝殿の正面、賽銭箱の真ん中でお参りして良い」 説と、

「本殿・拝殿の正面、賽銭箱の真ん中は空けてお参りする」 説があり、


どちらの説も言ってることはもっともだと思うので

このブログを読んでいる方は、自分の都合の良い方でお参りして
くださってよいと思います。


ちなみに私は、お参りする時の言葉が短くて済むときは真ん中で
お参りして、

お参りする時の言葉が長くなるときは、私の後ろに並んで私のお参りが

終わるのを待つ方達の行列ができてしまわないように、

真ん中を空けて思い切り脇の方によけて、お参りをすることにしています。

つまり、最初から次にお参りする方の為に、真ん中を空けておくのです。

脇によけるほどのスペースがないくらい、本殿・拝殿の前が狭い場合は、

短くご挨拶した後に本殿・拝殿の前に上がる階段を下りてその脇側に移動して、

そこで、長いお参りの言葉を述べる、というやり方をするときもあります。


お参りする立ち位置が決まったら、

・ 鈴の綱を引き、鈴を鳴らしてから、

  お賽銭をお賽銭箱の中に手から滑らすように、
  あるいは置くように入れます。

  この時に、お賽銭を投げて入れてはいけません。


というのが作法となっていますが、

私は鈴を鳴らすのが先でも、お賽銭を入れるのが先でも、

どちらが先でもよいと思うのです、その点はあまりこだわっていません。

そんなに神様は頭が固いとは思わないからです。

ただ、「 順番という点で考えると、確かに鈴の方が先かな~ 」とも
思います。

なので上記のように書いておきました。


ですが、「 お賽銭はお賽銭箱に投げて入れてはいけない」 とは
強く思います。

その事に関しては間違い無いと思います。


人間同士でも、「 大事な物を投げてよこす 」のは失礼ですよね。

相手が神様ならばなおのこと、差し上げるものを投げて渡すのは失礼だと思います。

なので、お賽銭は投げずに、手から滑り落とすか、

お賽銭箱の中に「 置く 」ようにいれましょう。


ただ、社務所が無くて、管理者もいないような、小さな神社の場合にまれにあるのですが、

お賽銭箱が手の届かない位置に置かれている神社がたまにあります。

手前に柵とかがあって、お賽銭箱がかなり離れた位置に置かれていたり
します。

たぶん防犯上の理由からだと思われます。

このような場合は、やむを得ず、お賽銭を投げるときがあります。

そういう時はお祈りの中で、お詫びすることにしています。

そういう場合も、まれにありますが、

原則として、お賽銭は投げない方がよいです。


・ そして、「 二礼二拍手一礼 」をします。

二礼は腰を90度ぐらい曲げて、深い礼を2回するのですが、

腰よりも股関節を使って、上体を倒した方が腰に負担がかからなくて
良いです。

二拍手は、両手に力を入れ過ぎずに、手に意識を強く集中するぐらいの

力加減の方が、拍手した時に高音の高い音が出せるようになります。

これはコツをつかんで慣れるまでかなり時間がかかります。

最後に、もう一度深い礼をします、最初の二礼の時と同じで、

股関節を使って上体を倒すと楽に90度の深い礼ができます。


・ つぎに、「 神前でどのように祈るのか? 」です。

これも、専門家の方達がメディアでいままでに何度も説明されているので

書く必要があるのか?と思われそうですが、

やはり、初心者の方もおられると思うので、念のために書いておきます。


まず、神前でのご挨拶の順番として、その神社の神様に呼びかけます。

「 ○○神社の神様 」でもよいのですが、

その神社の御祭神の名前で呼びかけられれば、なお良いと思います。

例えば、八幡神社系であれば「 応神天皇様(オウジンテンノウ)」とか、

諏訪神社系であれば、「 建御名方神様(タケミナカタノミコト) 」とか

神明神社系であれば、必ずではありませんが、

「 天照大御神様(アマテラスオオミカミ) 」の場合が多いです。

お参りに行く神社の入り口付近や、境内のどこかに

御祭神の紹介の案内がある場合がほとんどなので、

神前に立つ前に確認しておくと良いかと思います。


なので最初の呼びかけは、

「 ○○神社の○○様 」でいいかと思います。

次に自分が何者かを名乗ります。

神様に対して「 住所、氏名、年齢、」をしっかりと告げることが大事だと言われています。

具体的には、以下のように名乗ります。

「 私は、○○県(都、道、府)、○○市、○○区、○○(町名)、
  丁目番地、
  集合住宅の場合はマンション、団地、アパート名、号室 に
  住んでおります」

と住所を言った後に、

「 姓名(フルネーム) 」を名乗り、

「 年齢 」を言います。

郵便番号と電話番号は言わなくてもよいようです。

これらは個人情報なので、大声で言わなくて良いです。

神様にギリギリ聞こえる程度の音量の声でよいです。


家の近くの神社のお参りに限らず、どこの神社であっても、

「住所、氏名、年齢」をしっかりと名乗るのは重要ですので、

このことは覚えておいて、必ず実行されることが望ましいです。


神様に、「 自分がどこの何者かを知ってもらい 」、顔と名前を
憶えてもらうのです。

そうすることによって、神様からの「守っていただける力」が

自分に届きやすくなります。


上記に書いたことが、「 ご挨拶 」になり、

この後に「 お願いごとや祈願 」を申し述べるのですが、

・ その前に、「 日頃のお礼 」も、それに合わせて、

  必ず申し述べる習慣を付けておくととても良いです。


具体的には、

「 本日のご挨拶と、私のこれまでの人生と生活をお守りいただきました
  ことの感謝とお礼を申し上げます、ありがとうございます 」

と申し述べておくと、とても良いです。

「 私の~ 」だけではなくて、「 私と家族の~ 」と言える方は、
ぜひ毎回言って下さって良いです。

さらに、
「 私と家族、父〇〇、母○○、兄姉○○、弟妹○○、伴侶〇〇、
  子供○○、~ 」

と言える方は言ってあげられるご家族の名前を合わせて申し述べれば、

完璧です。申し分ありません。


神社にお参りに行くと思うと、つい、「 何をお願いしようか 」という

気持ちや考えが、先に出てしまいますが、

まず、「 ご挨拶と、日頃の感謝の気持ちを申し上げることが
できれば 」、

お参りした神社の神様とより深くつながることができます。

これをすることによって、神社の神様からの「守っていただける力」が

強くなり、開運する為の基盤がさらに強くなります。


上記の説明をすべてまとめますと、


参拝する神社の正面鳥居から入って、

手水舎があれば、手と口を清めて、それから神社の本殿・拝殿の前に
すすみ、

鈴を鳴らしてお賽銭を入れて、二礼二拍手一礼、をして、

ご挨拶と、日頃のお礼を申し述べる。

例、「 私は、○○県(都、道、府、)、○○市、○○区、○○町、何丁目、
    何番、集合住宅名、○号室に住んでいる、
    ○○(姓名フルネーム)、○歳です、
    本日のご挨拶と、私のこれまでの人生と生活を守っていただき
    ましたことの感謝とお礼を申し上げます、
    ありがとうございます 」

その後に、お願い事があれば申し述べる、か、

または、以前の祈願のお礼を申し述べるか、 します。

終わったら、深い礼を一回して、

鈴をもう一度鳴らして、

本殿・拝殿前より下がる。

というかたちになります。


以上が、私が採用している、

「 神社にお参りする開運法 」の場合の

普通一般の神社での具体的なお参りのし方、参拝方法の紹介になります。

他の専門家の方達の説明とは違う部分もあるかとおもいます。

なので一部分だけ採用していただいても構いませんし、

あるいは無視して下さっても構いません。

読んで下さった方の神社のお参り、参拝の参考にしていただければ
幸いです。

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セイリュウ
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