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即興演奏との出会い-2024.1.22ピクニック
久しぶりのnote更新。
しばらく遠ざかっていたけれど、またぼちぼちやっていきたいなと思います。
また、冷やかしに来ていただければ!
今回は、先日人生初体験の完全即興演奏ライブなるものに行ってきたので、その時に思ったことなどをまとめてみようと思います。
カオスの中に潜む、奇跡の連続。
人生初のライヴを観終わった後、余韻にぼーっとしていた頭に浮かんだのは、感動や満足感もありつつ、1番はちゃんと終わってよかったという安堵でした。
自分は即興演奏というものと今まで全く縁がなく、また正直に言ってしまえば興味もなく。
10年近くやってきたドラムでも、(生意気にも)ジャムってみる?みたいなノリはあったものの、本格的なものはさっぱりでした。
今回、自分がこよなく愛するバンド、KAGEROのメンバーであるRuppaさんが即興演奏イベントをやるとのことで、何の知識もない状態で月曜日の仕事終わりに吉祥寺へ。
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開演前に、メンバーさんから話を聞くことができましたが、
・何も決まってない、決めていない
・キーや、テンポ、終わり方すら未定
・音出しの段階で初対面の人たくさん
・「せーの」で始める
と聞いて、凄いなと仰天するとともに、正直に言うと、本当に大丈夫なのか…?という不安も入り乱れるという、ライヴ前にはおよそ味わう事のない感覚でした。
実際に始まると、本当にせーので音出しが始まり、音の洪水が一気に押し寄せてきました。
ステージ上の人数も多く、迫力は満点。
音は鳴った。さて、次はどうなる…?と固唾を飲んでいると、ドラムがビートを刻み出し、ベースとピアノがそれに乗っかり出して、みるみる曲になっていく!
メンバー全員が、とにかく曲にしよう!という唯一の共通認識のもと、手探りで先に突き進んで行きます。もちろん、次に何が来るかはその場にいる誰もわからない。
全員が、次どうする!?となっている、なんとも言えない空気感。
最中に飛び出す、2度と繰り返されないフックの効いたリフ。
これは今まで一度も体験したことがないライヴ感覚で、とても楽しかったです。
一方で、気になる点も。
全体を統括するポジションが無いため、どうしてもグダグダに。曲中にカッコいいリフが出てきても、そのリフは2度と出てこないので、終わった後に余韻なども無いのは惜しい。
ある晴れた日にピクニックに行って、参加者で楽器経験者がアテもなく音を出す、といったイメージがコンセプトなのであれば、お客さんが入るライヴという形態とはマッチしないようにも思います。
即興演奏であることはそのままに、全体を統括する役割のメンバーを増やし、演者がテキトーに音を出してテキトーにジャムをする、と言う形態から、ショウを意識したイベントになると、観ている側としてはより楽しめるのではと思いました。
結局、最後はなんだかんだでKAGEROリーダーの白水さんが締めていたのが、面白かったです。
逆に、白水さんが締めなかったら本当にグダグダして終わっていたかもしれないので、結果良かったのかなとも思います。
次があれば、また是非行ってみたいなと思いました。