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Seiren Musical Project第58弾公演「In the Heights」衣装スタッフインタビュー
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In The View
Seiren Musical Project第58弾公演「In the Heights」公演に際して、公演関係者へのインタビュー、その名も「In The View」を行っている。今回は衣装チーフを務める入山あかねさんにインタビューを行った。
自己紹介
入山:今回衣装チーフを担当します、21期のサユちいこと入山あかねです。よろしくお願いします。
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衣装チーフをやろうと思った理由
Q:今回の「インザハイツ」で衣装チーフをやろうと思った理由やきっかけを教えてください!
入山:私は21期で入団一年目なのですが、元々、一年目の最後にどうしても本公演(年に3度ある大きな公演)に関わってみたいという気持ちがありました。最初は衣装のサブチーフを希望していたんですが、企画さんからチーフをやらないかという風に誘われて、せっかくだから引き受けてみようかなというのが理由です。
Q:ちなみに企画さん、入山さんをチーフに誘ったのは理由は?
企画:入山さんが今まで、衣装セクションをやってたのが…
入山:早稲田祭と番外公演です。
Q:もう結構やってますね!
企画:そう。
入山:早稲田祭はチーフの方が元々結構お世話になっていた人だったりとか、同じサブチーフに(衣装部の)部署長さんがいたりとか、もうひたすら勉強するという感じで。番外公演は事前に、さこさん(番外公演にて脚本を務めた団員)の脚本を読んでいたので、どういうキャラクターでどういった感じなのかがわかっていたのと、衣装打ち合わせで、さこさんと割と解釈が一致しているところが多かったのもあって。
でも、今回の「インザハイツ」はどんな物語なのかを雰囲気しか知らなかったので、(私で)大丈夫なのかなと思いつつも、その部署長さんがいなくなった後のためにも、せっかくだからやっておこうかなと。
企画:21期ながらも経験は少なからずあったから、今後のセイレンのためということも考えて、代表さんともお話して、お願いさせていただいた限りです。
Q:そうですよね…入山さんは衣装をずっと頑張ってくれているので、今回も頑張っていただければと思います…!
クラブシーンのドレスに注目
Q:今回の衣装は制作(布から衣装を作る)はあるんですか?
入山:制作は今回は無い予定で、キャストさんと一緒に集めています。ひとまず今は、キャストさん全体へ衣装のイメージを伝えて、候補画像を集めて回ったところです。
実は今回、本人にそのシルエットが合うかどうかも注目したいという演出さんのご意向もあって、衣装パレード(候補衣装を着用して、本番衣装の方向性を確定する会のこと)の前に、検討会という特殊な形で、ヘアメイクさんとも一緒に、小物とかアクセも同時に見て、一緒に「こういうふうにしていこう」という感じにしたいって演出さんがおっしゃっていたので、次の作業はそこですかね。
Q:じゃあ全体のバランスを見て、衣装もヘアメイクも同時に決めていくという感じなんですね。衣装さん的に、どういった所に特に注目してもらえたら、より公演を楽しんでもらえる、といったポイントはありますか?
入山:なんだろう…クラブの衣装ですかね?クラブシーンで人によってドレスなども着用する予定なんですが、去年や一昨年の夏公演(「Grease」「Footloose」)のダンスシーンのドレスとかと違って、サルサ寄りっていうのが、あんまり他のミュージカルにはないのかな思うので、クラブのシーンに注目していただければと思います。
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あなたにとってのルーツは?
Q:次は、入山さん自身のことについても聞ければと思います。入山さんにとってミュージカルを始めるきっかけ、ルーツがあれば教えてください。
入山:高校時代に演劇部に所属していたので、大学に入ってからも課外活動は舞台に関することをやりたいなって思っていて。でも、私の大学であまり演劇系で良さげなものがなくて、インカレで探したらちょうどセイレンと出会って。
ミュージカルはそこまで観に行ったことはないんですけど、でも観た時はすごく感動して帰ったよなって思いはあって。セイレンに入ったら、もちろんキャストをやりたい気持ちもあるんですけど、舞台の裏側として衣装とかヘアメとかの観点で舞台の裏側を知りたい、勉強したいっていうのがあったので、現在に至るといった感じです。
Q:ちなみに高校で演劇部に入った理由は?
入山:元々演劇か軽音で迷っていて。どちらもステージ系の活動だし、そこにずっと興味があったので…結局部活の雰囲気が楽しそうで演劇部入ったんですけど、実際個性的なメンバーが多くて。コロナ禍で高校時代割と潰されたんですけど、それでも演劇部がその中でも一番楽しかったなっていう思いはありますね。
Q:部活時代は衣装を担当するの機会はありました?
入山:自分たちの私服とか倉庫から引っ張ってくるっていうのが多かったので、舞台衣装についてはあんまり詳しくやらなかったんですけど、舞台衣装って着ているだけでその人の性格とか物語においてどういうポジションとか、目で見てなんとなくわかるっていうのに魅力を感じていて、大学でセイレンという団体を知った時に衣装についてここならもっと本格的に知れるかなと思った感じです。
Q:素敵なルーツと想いをありがとうございます!
意気込みと最後に一言
Q:今回の「インザハイツ」をどういった公演にしたいかを教えてください!
入山:ブロードウェイや映画とはちょっと違う、みんなに親しんでもらえるような「インザハイツ」にしていきたいと思います!
Q:ありがとうございます。最後に入山さんの方から伝えたいことはありますか?
入山:なんだろう…キャストさん、稽古でお忙しいのに、衣装も用意してもらって、本当にありがとうございますという感じで、もう皆さんに感謝しています。
Q:感謝し合えるカンパニー、大事ですね!素敵なお話をありがとうございました。
1年生ながら、普段とは違う形で緻密に作り上げられていく衣装を背負う入山さんの思いに、さらに期待が膨らむインタビューとなった。
劇場に足を運ぶ際はぜひ、こだわり抜かれた衣装で、さらに「インザハイツ」の世界に没入してほしいと思う。
文責:山崎真依
◯公演スケジュール、チケットは以下よりご確認頂けます。
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公演情報
<スケジュール>
2024年3月13日(水)〜18日(月)
<会場>
池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER
<演出>
隈元梨乃
<企画>
竹宮陽哉・藤原羽菜・花畑桜子
〈製作〉
Seiren Musical Project
あらすじ
ニューヨーク・マンハッタン北西部、
ラテン系移民が多く暮らす
「ワシントン・ハイツ」。
物価や家賃の高騰により、
人々の生活は変わりつつあった。
両親の残した食料雑貨店を営むウスナビや、
この街に生きる若者達は皆それぞれの夢に
向かって踏み出そうともがいている。
大学に進学したニーナが一年ぶりに
帰ってくると、突如大停電が街を襲う。
光が消えた真夏の日、
とある住民には奇跡が起こり-。
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