AEAJアロマ検定テキスト勉強①精油について
精油について、テキストには「揮発性有機化合物、炭素・水素・酸素・窒素である」とあります。
揮発性→空気中に拡散しやすい分子が小さい。
有機化合物→炭素を含む化合物(例外あり)
成分は化学記号で表され、ミカン科にはリモネンと言う成分が多く入っています。
例えばラベンダー精油の瓶には、テキストには5つの成分が書いてありますが、実は何十種の成分がはいっています(検定には成分名は出ません)
それぞれの成分に香りの特徴があり、複雑に混ざりあってラベンダー特有の香りを作り出します。
植物は自ら生きていくために、炭水化物を光合成(一次代謝)で作り出し。
更に生きるために必要な物質を再度代謝して作ります。(二次代謝)それで出来た産物の一つが精油です。→精油は二次代謝産物。
子孫を残す為に虫や鳥に受粉してもらうために誘引する香りを放す。
自ら攻撃されたくないので、忌避など役割の為に自分の為に作り出したものです。
植物に感謝ですね。
精油の抽出法について。
「水蒸気蒸留法」は、原料植物を釜に入れ蒸気で植物中の揮発成分を蒸気とともに取り出します(植物中にある成分の大きな分子を蒸気の力で切り、小さくなった分子にする事で香りが取り出せる)
(北海道・富良野・冨田ファーム)
その蒸気と精油が混ざった状態を冷やす(冷却管に通す)事で精油と芳香蒸留水を分離させるのです。
芳香蒸留水をフローラルウォーターとも言います。
精油が芳香蒸留水より軽いので浮きます。
ポトンポトン雫💧が落ちる。愛おしいですね。
「圧搾法」
水蒸気蒸留法の熱や水が精油を取り出す際に不都合な場合、他の抽出法があります。
①熱を加えず常温で→圧搾する(コールドプレス)ミカン科果皮が多いです。
ただし劣化を早める条件が他蒸留法より多いので保管、使用期限の留意が必要ですね。
「揮発性有機溶剤抽出法」
植物を溶かす役割(ヘキサン・石油エーテル)そこに植物を入れ芳香成分を溶け出させます。
その際中間産物がコンクリート(液体ではない)が出来ます。
コンクリートから精油を取り出す役割(エタノール)を入れ精油を取り出す。
揮発性有機溶剤抽出法で取り出す精油をアブソリュート(Abs.)と言います。
テキスト内は、ジャスミンとローズの2つの花精油です。
揮発性有機溶剤抽出法で取り出す精油をアブソリュート(Abs.)と言います。
テキスト内は、ジャスミンとローズの2つの花精油です。
ただし、ローズは水蒸気蒸留法で採れたローズオットーもありますので。区別出来る様にして下さいね。
唯一、樹脂からこの方法で精油を取り出したのがベンゾイン精油。
これはAbs.では無く「レジノイド」と言います。
更に、精油のメリットだけで無く危険性も含めた知識を持つ事が大切です。
「光毒性・ひかりどくせい」
精油には沢山の芳香成分があり、いくつかのグループ(類)に分かれていてます。
→インストラクター精油の化学で勉強します。
例えばAグループがたくさん入っているから皮膚刺激に気をつけよう。とか精油の安全性、危険性の指針にもなりとても大切な情報です。
ベルガモットに入っている「ベルガプテン」成分は、フロクマリン類です。
フロクマリン類は分子構造が特別で光を吸収しやすい特徴があります。
なので精油塗布した後紫外線にあたる事で色素沈着・炎症など起こる場合があるので注意が必要となります。
テキスト内ではベルガモット、レモン、グレープフルーツが対象となります。
それら精油からフロクマリン類を除去した精油をフロクマリンフリー、ベルガプテンフリーと言います。
→光毒性を起こしやすい成分を取り除きましたと言う意味です。
精油の安全性、危険性をしっかりと身につけたいですね。
心身の健康と魂レベルの向上が合い重なって、本当の健康だと思います。植物療法、音楽、などを術に。ホリスティックヘルスを綴ってまいります。