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「彼にプロポーズされたけれど、全然幸せじゃない」
というご相談が最近ありました。
結婚の意味についてじっくり考えたので、
私なりにまとめてみます。
●プロポーズを待ち続けて
A美さんは現在32歳。仕事の取引先で知り合った彼と
付き合って5年になります。
ゲームが趣味の無口な彼ですが、なかなか端正な顔立ちで
背も高め。A美さんの言う事を良く聞いてくれて、家族にも
優しく、理想の結婚相手だと思っていたそうです。
付き合って3年経った頃。A美さんの30歳の誕生日に
素敵なレストランを予約してくれた彼。
「ついにプロポーズかも・・・」と期待しましたが、
何事もなく終わってしまいました。
ガッカリしたA美さんは黙り込んでしまい、彼との仲も
険悪になってしまったそう。
●どうして気付いてくれないの
「元々交際も少なめの奥手な人だから、
女性の気持ちが分からないのかなと思って。」
友人の結婚式の招待状やゼクシィなどを
彼のアパートの至るところに置いて、
結婚したいアピールをはじめたA美さん。
それでもプロポーズはなく、1年が経ちました。
しびれを切らしたA美さんは、露骨に不満を態度に
出したり、何日も彼と話さなかったりし始めます。
ある日「最近どうしたの?」と彼に聞かれて、
「どうして気づいてくれないの??」とその場で
激怒してしまったそうです。
週末に婚約指輪を見に行くことになりましたが、
「指輪の入った買い物袋をポンと渡されて、
“これでいいんでしょ”と投げやりな感じで言われました。
これがプロポーズなの?思い描いていた感じと
あまりにも違って・・・彼のことは好きですが、
本当にガッカリしました。
結婚式も結婚生活も不安で仕方ありません。」
●言葉で伝える大切さ
何度でも繰り返しますが、自分の気持ちを言葉で
伝えるのはとても大切なことです。
普段からパートナーと2人きりの時間をつくり、
お互いの気持ちを伝え合う習慣を持ちましょう。
女性が思う結婚適齢期と、
男性が思う結婚適齢期は全く違います。
そろそろプロポーズして欲しいな、彼も分かって
いるはず・・・は分かっていないと思いましょう。
「何で分かってくれないの?」と怒ってしまう前に
自分の思いを言葉で伝えた方が確実です。
「女性から結婚を促すなんて」という時代でも
ありませんしね。
奥手な彼なら、こちらからプロポーズしても
素敵だと思います。
彼を責めるのではなく、自分の不安や願望を
「私は~」という主語で素直に話してみて。
それでも結婚の話にならないのであれば・・・
そのパートナーとの関係を見つめ直す時です。
●結婚=幸せなの?
「この人と結婚したい!」と思える相手だったら
もちろん結婚したほうがいいと思います。
でも、「女性は早く結婚して子供を産むのが幸せ」と
何となく信じてきた人は、「自分の幸せ」について
しっかり考えてみましょう。
家族を安心させたいから、友人に自慢できるから等
自分の想いから外れたところに結婚の意図があるのなら
なおさら自分と向き合う必要があります。
結婚しなくても幸せなカップルはたくさんいます。
1人で気ままに人生を楽しんでいる人もたくさんいますね。
もう結婚=女の幸せという時代ではありませんから
自分が本当に望む幸せのカタチを考えてみましょう。
●結婚はゴールではありません
今一緒にいるパートナーは、あなたの思い描く
理想のプロポーズをしてくれそうですか?
結婚生活を思い描けますか?
何があっても一緒にいたいと思える人ですか?
離婚の原因の上位に入る「性格の不一致」
または「価値観の不一致」。
考え方が似ている人はいても、全く同じ性格の人は
いませんから、お互いの歩み寄りが足りなかった結果
不一致という別れになるのかなと思います。
今のパートナーに合わないプロポーズを期待して、
一方的に失望していたら、この先も分かり合えず、
歩み寄れないことが多いのかなと思います。
違う環境で育ってきた2人が、一緒に歩んでいくため
お互い譲歩して価値観を合わせていくのが愛、そして
結婚だと思います。
「一緒にいてくれてありがとう」という気持ちを忘れず
2人きりの時間を大切にすれば、結婚生活は上手くいきます。
結婚してからの方が人生はずっと長く、
様々な課題がふりかかってきます。
今の焦りに流されず、自分なりの幸せを
しっかり見つけていきましょう。