見出し画像

年末年始、お墓参りに行かれる方も多いと思います。
どの位の頻度で、お墓参りに行かれていますか?

季節の変わり目や人生の節目に、ご先祖に報告に行き
感謝を伝えることは、風水的にとっても大切。

今回は、お墓の風水について書いてみたいと思います。


風水と言えば、玄関からキッチンの水回りや
インテリアの配置など、家やオフィスのイメージが
一般的かもしれません。

生きている人が生活や仕事に使う風水を
『陽宅風水』と言います。

そして、亡くなった人が住んでいるところ、
つまりお墓に使う風水を『陰宅風水』と言います。


風水的には、恵まれた地に先祖を埋葬し、
きちんと月参りすることで良い影響が生まれ、
子孫にも良い命運が続くとされています。

繁栄しているご家族を見ると、
お墓はどこにあるのか気になってしまいます笑

中国や韓国などの実業家は、必ずと言っていい程
風水師を雇い、良い土地にお墓を立てています。


先祖代々、私たちの命をつないでくれた
大切な人たちが眠るお墓。
家族にとってとても重要なものだと思うのです。

でも、
日本では、そこまで陰宅風水は
浸透していないように思います。

その理由は、
お寺や霊園にまとめて埋葬することが主流で、
自由にお墓を立てることが不可能だからでしょう。

また、日本では土葬ではなく火葬が主です。

これは風水師の間でも意見が異なりますが、
『灰になってしまうと、風水の効果は薄れてしまう』
…という考えがあります。

日本では、隠宅風水ではなく、お墓の向きや
形などを鑑定する『墓相(ぼそう)』の方が
より取り入れられているように思います。


----------
墓相は、江戸時代から取り入れられている、
日本生まれの学問で、風水学とは異なるものです。

流派が細かく分かれているので、ご興味のある方は
ご家族や檀家になっているお寺などに聞いてみると
良いでしょう。
----------

陰宅風水では、『龍脈』『龍穴』のある土地が
お墓を立てるのに最高とされています。

龍脈とは、山頂から流れる大地のエネルギーの
通り道のことです。


大地から脈々とあふれ出るエネルギーが
龍のごとく山を這い、龍穴に溜まって吹き上がる。

龍穴には天を衝く大樹が生い茂り、
美しい水の湧く瀧には龍神様が休まれている —

・・・・・
私はこのイメージが大好きで、良く龍穴巡りをします。
力強いパワースポットでもあるので、
いつも元気をもらって帰ってきます。


一番有名なところだと、皇居近くの龍穴でしょうか。
富士山頂から溢れるエネルギーが龍脈を通り、
皇居近くへ集まっていると言われていますので
あの辺りの墓地は運気が良さそうですね。


でも、
新しくお墓をたてるのは簡単なことではありません。
先祖代々からのお墓もありますから、
簡単に全て移動することもできませんしね。

どれだけ風水的に良い場所でも、
毎月お参りに行きやすい場所でないと、
放置しては本末転倒になってしまいます。

見晴しの良い高台で、日当たりが良くて、
風通しのよい土地にあるお墓
で十分だと思います。

* * * * * 
「お墓の近くに住んでも大丈夫ですか?」
「窓からお墓が見えると、ちょっと怖くて」
というご相談を良くお受けします。

「死」のイメージが強いのでしょうか。
ネガティブな気で運気が下がるのでは?と聞かれます。

でも、霊園のある地域は、造りにゆとりがあり
静かで落ち着いた場所が多いですね。
緑が多く、環境の良い住宅街が多いと思います。

家相的には、自宅の北か南側にお墓があると
運気が良いと言われていますので、
家相や方位も確認して決めると良いでしょう。

お墓の近くだと悪い事が起こる、ということは
絶対にありません
ので、ご安心を!


既に住んでいたり、購入してしまった家の
近くに霊園がある場合。

お墓がドアや窓から見えて気になる場合は、
生垣やフェンスではっきりした境目をつくるとGOOD。
特に植物は、陰の気を吸ってくれるのでお勧めです。

お墓は、「死」ではなく、今まで「血」を繋いでくれた
先祖が眠る大切な場所
です。

出来るだけ、お墓参りにいきましょう。
先祖のことを考え、感謝するだけでも違いますよ。


上手にお墓と付き合っていきましょう。

いいなと思ったら応援しよう!