オラクルカードとタロットカードの使い分け
最近、
オラクルカードを集めていますという投稿をしたせいか
お客様から「タロットカードと何が違うのですか?」と
ご質問をいただくことが増えました。
両方とも良いところと悩みどころがあるので、
せいら流にまとめてみました。
鑑定を受けられる際の参考になれば幸いです。
■タロットカードの色々
その歴史は古く、13世紀には作られていたようですが
1枚1枚が画家の手描きで、気軽に触れるものではありませんでした。
一般的に出回り始めたのは木版の技術が出始めた16世紀。
占いとして使われるようになったのは18世紀以降のようです。
諸説ありますので、ご興味のある方は調べてみてくださいませ。
枚数は大アルカナ22枚+小アルカナ56枚=計78枚が基本で、
ウェイト版・マルセイユ版・トート版などありますが、
枚数や解釈の仕方は変わりません(イーチンタロットなどは別です)。
タロットカード自体にメッセージが書かれている訳ではなく、
1枚1枚の意味を覚え、自分で深く読み解いていく必要があります。
1枚引きでも良いのですが、やはり占う時のタロットカードの並べ方
=スプレッドは数種類知っておいた方が便利です。
今の仕事で良いのか、彼は私をどう思っているのか、など
直前から数か月先の具体的なお悩みを占えます。
仕事、恋愛、人間関係、どんな質問にも的確なアドバイスを
出してくれます。行動を取る度に未来が変わっていきますので
人生の節目に状況確認として占うと良いでしょう。
私が最初に習った先生は、「タロットカードは私たちの魂を
深く考えさせ、成長させるためのツール」と仰っていました。
たしかにカードの読み解き方は人によって異なるので
色々な人の鑑定を受けて『なるほど、そういう解釈をするのか』と
自分の賢智を広めていく、一生勉強のようなところがあります。
いくつになっても気づきがあるので、何十年も
タロットカードを触っていますが、未だに発見があり
謙虚な気持ちになれるので重宝しています。
■オラクルカードの色々
オラクルカードは1970年代に出てきたもので、
オラクル(神様)の言葉を受け取るためのツールです。
枚数や絵柄に制限はなく、天使や妖精、神様など
さまざまなテーマのオラクルカードがあります。
私は絵柄に惹かれて買ってしまうことが多いです。
カード自体にメッセージが書かれているか、分かりやすい
解説書が付くので、初日から誰でも使うことができます。
具体的な質問への答えではなく、今のあなたに必要な言葉、
前向きなアドバイスが書かれています。
気分が落ち込んでいる時、疲れている時は特におすすめ。
美しい絵柄とポジティブなメッセージで癒されます。
アファメーションツールとして、毎日寝る前にメッセージを
声に出して読んだり、好きな絵柄をじっくり眺めたりして
心を静めると明日もがんばれますよ。
■どんな時に使えばいいの?
具体的なお悩みがあって、明確な答えを知りたい時は
タロットカードが良いと思います。
ただ、良いことも悪いこともそのまま見せてくれるので
あなたの望む結果とは限らない場合も。
特に自分のことを占う時は私情が入ってしまうので
心を平常に保ち、冷静に読み込むことが大切です。
これがなかなか難しい。
自分のことを占う時、落ち込んだ気持ちを引き上げたい時は
オラクルカードの方が無難かなと思います。
厳しく感じるメッセージもありますが、あなたを導くための
前向きなものなので、何度も繰り返して、心に刻み込むと良いでしょう。
特別なリーディング力も不要なので、気軽に使えます。
■占い師としてのタロットカードとオラクルカードの使い方
私の場合ですが、タロットカードのサポートで
オラクルカードを使っています。
タロットカードはスプレッドの展開方法や絵柄の意味を
理解していないと、何が起こっているか分かりません。
「このカードが逆位置なので・・・」と言われても
お客様はピンと来ませんね。
占い師によって解釈も様々で、お客様への伝え方の
上手さも関係してきます。
そこにオラクルカードを取り入れると、お客様への
伝え方が少し均等になるかなと思っています。
オラクルカードは絵柄とメッセージが明快なので
お客様に見せれば、すぐに分かっていただけます。
「そのままで大丈夫」とか「あなたは愛されている」という
メッセージを目で見て、声に出して、耳から聞こえると
より自分の潜在意識に浸透しやすいのかなと思います。
タロットカードとオラクルカード、それぞれ
特徴が違って面白いので、ご興味あればお手に取って
お試しいただければと思います。
占いにお越しいただければ、両方お見せしますよ。
という宣伝もちょっと入れてみました。