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さくらの葉タバコ(薬草莨)の作り方
※ 写真は集めて来たばかりの桜の葉
桜の葉は、生薬として喉や肺に良いとされてます
準備する物①
(薬草を干してカットする)
![](https://assets.st-note.com/img/1717243845242-6ZjRMAgEhU.jpg?width=1200)
・干しザル
・キッチンハサミ
準備する物②
(薬草を巻く)
![](https://assets.st-note.com/img/1717243943309-WS4vAWsE0k.jpg?width=1200)
・手巻タバコローラー(70mm)
・フィルター(6mm)
・ペーパー(シングル70mm)
・ステンレスプレート×2枚(ダイソー産)
準備する物③
巻物(さくらの葉)本体
![](https://assets.st-note.com/img/1717244591142-K0MkGE9nsU.jpg?width=1200)
茶色く枯れて無い方が香りが良い
・乾燥させた桜の葉
※この桜の葉は、干しザルで1週間干した物です。
バリバリに乾燥するちょっと手前の状態です。
準備する物④
(作った煙草の保管と湿度を管理します)
![](https://assets.st-note.com/img/1717244852248-k1s8QrcXkJ.jpg?width=1200)
・タッパー
・湿度計
・珪藻土スティック(湿度を調整する)
以上の物を準備します。
手巻ローラーやフィルタ、ペーパーはAmazonで安く買えます。
では作ります。
桜の葉は、今の季節は毛虫もいないし、葉っぱの筋が柔らかくて莨にするのに適してると思います。
今回は、近所の「ソメイヨシノ」の葉っぱを天日に当てず、1週間室内で陰干し乾燥させました。
陰干しにした理由は、さくら葉を枯らせたくないからです。
緑色が残った状態でカサカサになる迄乾燥させず、表面はカサカサだけど、ほんの少〜しだけ水分が残ってるてる状態が香りが良いので好きです。
葉っぱは、特に洗わなくても良いと毎回思うのですが、なんとなく洗ってしまいます。
そして、葉っぱがカラカラに乾く手前で調理バサミで細くカットします。
![](https://assets.st-note.com/img/1717245461941-mg2XuuUxrv.jpg?width=1200)
粉砕器やコーヒーの電動ミルで挽けば早いと思いますが、高くて買えないので、ハサミで切ってます。
それを
![](https://assets.st-note.com/img/1717245993989-r9KkzdYMSp.jpg?width=1200)
ローラーにフィルターを入れて、フィルターを押さえながら、カットした桜の葉をフィルターと同じ高さ以上に成るまで詰め込みます。(葉の量はお好みで)
![](https://assets.st-note.com/img/1717247111355-Gg7bhkIFzb.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717247280373-BTcLU5IrzF.jpg?width=1200)
ローラーの左に有る爪が上に向いてる事を確認します
次に
「ローリング♪ローリング♪」
![](https://assets.st-note.com/img/1717247393283-M6bRvjlu3k.jpg?width=1200)
クルクルと回転させる
ペーパーを準備
![](https://assets.st-note.com/img/1717246203946-A7CvU6YAsY.jpg?width=1200)
ノリの塗ってある面を確認しノリ面を自分側へ向ける
![](https://assets.st-note.com/img/1717247590110-oaY9HaAjm2.jpg?width=1200)
ローラーは閉じたままでも隙間が出来るので、その隙間から、巻物の奥側(左手人差し指側)にペーパーを挟み込んで行きます
![](https://assets.st-note.com/img/1717247694698-M1jRJkkeAk.jpg?width=1200)
ペーパーを挟んだら、前回と同じように親指を下方向へ、人差し指は上方向へクルクルと少しづつ動かし、ペーパーを巻き込んでいきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1717247953458-Gch5zua1UK.jpg?width=1200)
ペーパーをここまで巻き込んだら、一旦停止してノリ面を確認し、舌の唾液をノリ面に塗ります
塗ったらまたローリング♪して、ペーパーが全て巻き込まれるようにクルクル巻き取ります
![](https://assets.st-note.com/img/1717248201057-GBx6u8fLLN.jpg?width=1200)
開けます
![](https://assets.st-note.com/img/1717248237532-rchoOBKWb7.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717248264743-b4V34SIkzq.jpg?width=1200)
一本作るのに大体1分半位です。
フィルタ 約1円
ペーパー 約2円
桜の葉 0円
出来上がったら
直ぐに吸っても良いですが、保管も大切です
![](https://assets.st-note.com/img/1717248536497-tD6Yx8HB5Z.jpg?width=1200)
湿度計と珪藻土スティックの入ったタッパーに入れます。
珪藻土スティックは水分で湿らせ、室内湿度が72%になる迄湿らせます。
湿度が80%以上に成るとカビが発生しやすくなり、喫味が悪く成ります。
また、余りにも乾燥すると、辛味が出てきます。
さくら莨の香りは「さくら餅」です。
燃えてる臭いもさくら餅ですが、吸った後の残り香も、全部さくら餅
僕には
普通にたばこ店で売ってるシガレットより、断然身体に良いと思ってるし、クセに成る美味しさです。
さくらは3度の楽しみを与えてくれます。
桜のお花見を視覚で楽しんで
さくら餅を味覚で楽しんで
さくら莨を喉越しと嗅覚で楽しんで
効能にも期待して
笑いしかおこりません。
キック感はありませんが
喫味がかなり良く、充分に満足です。
以上が「さくら莨」の作り方に成ります。
この「さくら莨」は、僕以外の人がやっている事を聞いたことが無いのですが、喫味・香り・満足度、周囲の人への影響も無い、と言うか、爽やかなさくらの香りをとても喜んでもらえます。
以上の様に
僕はさくら莨はどれを取っても素敵な莨だと思ってます
大好きな莨です。
少し手間は掛りますが、とても楽しいです。
オススメします。
また
その他の薬草莨も、このさくら莨と同じ作り方で
・お好みの薬草を摘む
・天日干し、又は陰干し
・細かく裁断
・巻く
の順番です。
また
薬草の中には、乾燥させるとポロポロになり、巻き上がった煙草を逆さまにひっくり返すと、薬草がポロポロと崩れ落ちてしまう物もあります。
その様な巻物は、莨の先っちょ部分に「ふわふわ系」の薬草を莨の先端に置いて「栓」をするイメージで、栓の下からフィルターの間に薬草を入れると良いです。
因みに
ポロポロ系薬草は
・乾燥ローズマリーの葉
・コーヒーカス
・松の葉
など
ふわふわ系薬草は
・ラベンダーの花
・よもぎの葉
などです。
よもぎの葉は乾燥して揉んでしまうと「お灸」に成ってしまい、吸うことが出来なくなってしまうので、揉まずにハサミでカットしてます。
ラベンダーは、香りが強くて爽やかなのでオススメです。
少しニコチンが欲しい方には、先端部分に無添加ジャグを一つまみ置いてから、乾燥薬草を巻く事をオススします。
以下は
嗜好品としての手巻き莨に付いての考察やらの独り語りに成ります。
タバコは、
スペイン語でもポルトガル語でも「タバコ」と呼ばれており、昔スペインの植民地だった地域での呼名も「タバコ」です。フィリピンでもタバコと呼んでます。
元々は
南米のネイティブが薬草を燃やしタバコと呼んで喫煙していた物が、大航海時代のスペインとポルトガルにより世界に広められ、日本にも同じ時代(室町時代)に入って来て「草が良い」と書く「莨(たばこ)」と言われてたそうです。
僕の作る薬草煙草は
ニコチンが入って無いので、物足りなくなったら、少しだけ無添加のタバコの葉を混ぜます。
少し混ぜるだけなのに
キック感が出て、更に美味しく成ります。
キック感の強弱は、シャグの量を調整するだけです。
自分の欲しいだけの量を調整して混ぜれば、自分に合った最高の煙草が出来上がります。
タバコのジャグは「無添加シャグ」を使います。
手巻煙草のシャグ(煙草の葉っぱ)には、沢山の無添加シャグが有ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1717251674741-Lq3lg2zIip.jpg?width=1200)
・RAWシリーズ
・チェ シリーズ
・プエブロ シリーズ
・マニトゥ シリーズ
・コルツ シリーズ
・マックバーレン
・ぺぺ
・ハイタバコ
・ドミンゴ
・レッドフィールド
・アムステルダマー
etc
無添加製品は、きりがない位、沢山あります。
殆ど全てが市販品シガレットと比べると臭くないです。
これらの無添加シャグで、なるべくキツいシャグを選んで、少しだけ薬草煙草に混ぜるとまた、格段に美味しい煙草が出来上がります。
市販品のシガレットの臭い原因は、ハッキリ言われてませんが、僕はシガレットに入っている化学添加物とペーパーであると確信してます。
煙草という物は、少し湿気ってないと美味しくありません。
乾燥しすぎてると辛くなり、湿気り過ぎるとカビ臭く成ります。
僕の無添加タバコの場合、煙草葉のしけり具合を珪藻土スティックに水を含ませ、湿度計で測りながら湿度管理をしてます。
市販品の煙草も当然ながら湿気ってます。
でも、それは、シケる為の化学薬品を添加して湿気らせてます。
また
「軽いのに美味い」と言うキャッチフレーズが有りますが、軽いのに美味い訳が無い。
その旨味は旨味成分を化学薬品で合成し添加して、沢山の香料と言う名の化学製品を添加する事により旨味を出してると考えられます。
本物の香料の天然アロマを香料に使ったら、値段は爆上りするので、多分、石油製品の香料だと思います。
シガレットは、食品では無く嗜好品です。
食品としてのくくりが無いので、煙草に入っている添加物は約250種類と沢山入っているようです。
煙草と言いつつ
沢山の石油化学製品を添加した物を燃やして吸っている・・・
だから臭いんだな・・・
と思ってます。
あとペーパー
市販品のシガレットのペーパーは、フリーバーニングです。
これは、漂白剤や燃焼促進剤等の添加物が入っており、火が消えないように作ってますが、臭いが出ます。
ですが
手巻煙草は自分でペーパーを選べます。
僕は、薬物の添加されていないスローバーニングのペーパーを選びます。
無漂白の麻(ヘンプ)や亜麻(リネン)で作ったペーパーは、燃焼促進剤とかの添加物も入っておらず、殆ど臭いもありません。
また、ペーパーにはノリが塗られてますが、このノリも天然のりが使用されてるペーパーを選んでます。
それと
各メーカーは、こんな
![](https://assets.st-note.com/img/1717250790598-O6cR0MsKM2.jpg?width=1200)
オシャレじゃ無いですか!
ヘンプやリネンのスローバーニングペーパーだと、各メーカーごと、それぞれがそれぞれのデザインやロゴが入ってるんです。
(これは「OCB」のペーパー)
意味が無いと言えばその通りです。
しかし、ちょっとした「見えないカッコイイ」が気に入ってます。
あと
フィルターも、綿や紙やセルロースで出来た無添加無漂白が有り、好きな長さ、太さを選べます。
僕は
pure 直径6mm 長さ30mmスリム
と言う商品を使ってます。
フィルタだけは無添加製品を使ってません。
無添加フィルタは沢山有りますが、どれも長さが短くて、煙草が持ちにくいです。
長さが30mm有ると持ちやすいので、僕はこれを使ってます。
フィルタが溶けるまで短く吸う事も無いので、フィルタはコレで良いと思ってます。
嗜好品ですからね
自分好みに色々選ばなくちゃ面白くない。
無添加のシャグやペーパー等を選んで吸っていると、市販品のシガレットが臭くて吸えなく成ります。
そして手巻きタバコは安い
シャグ1袋約25〜30gで550〜1000円位です。
普通に巻いて作ると1袋で約100本分位出来ます。
僕のように薬草をブレンドすると、1袋で2〜300本位作れます。
でも
・松葉タバコ(松茸の香り吸い応え有り)◎超おすすめ◎
・さくら煙草(さくら餅の香りほんのり酸っぱさ)◎超オススメ◎
・よもぎ煙草(クセの有る甘さほんのり草餅)○
・枇杷煙草(甘さに酸っぱさの残る香り)◎
・コーヒーカスの煙草(コクのある香り)◎
・ラベンダー煙草(そのまんまラベンダー)◎
・ローズマリー煙草(そのまんまローズマリー)◎
・どくだみ煙草(青臭いいまいち)△
・柿の葉煙草(ほんのり甘さの有るタバコ)◎超おすすめ◎
※この欄は実験して美味しい薬草・面白い煙草が判ったら逐次更新します
シャグを混ぜないでも全然美味しいですし、効果効能も期待出来るし、とても楽しいです。
また
非喫煙者も煙の香りがとても良いので喜んでくれます。
また
薬草煙草にはニコチンは入ってませんが、タールは有ります。
しかし
一般的にタールと言う物質は、石油製品を燃やして出るヤニを言うらしいですが、この薬草煙草のタールは植物を燃やしたヤニに成りますので「木酢液」と同じだと思ってます。
木酢液は、コーヒーに混ぜたりして健康の為に飲む人もいるくらいですので、体内に入っても無問題だと思ってます。
市販品のシガレットのタールは、多分、添加物による石油製品のタールが強いのではないかと思ってます。
特に
「軽いけどガツンと来る煙草」は添加物がたっぷりなので・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1717256199103-lm8Regx4WW.jpg?width=1200)
松葉煙草は大好きです。
赤松でも黒松でも五葉松でも
別にニコチンを入れなくても、結構満足のいく煙草が出来ます
それに、松葉の煙の効能が素晴らしいらしく
頭痛
咳
肺
肩こり
睡眠
関節痛
疲労
視力
等など
これらの改善が見られると言われてます。
松葉香という
吸う為のお香が大正時代から存在してます。
僕の松葉は近くの山で採ってきますが、Amazonとかで売っている松葉茶を使って作る人もいるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717320958239-KldrfuXa07.jpg?width=1200)
因みに
松葉煙草を作るときは、松葉を細かくカットしてますが、松葉茶を買えば、既に細くされてるので、カットする手間は省けます。
松葉は
乾燥させて緑色の松葉でも良いですが、茶色く枯れた松葉でも良いです。
特に
茶色く枯れた松葉をタバコにすると、香りが「松茸」そのまんまです。
青味の残ってる松葉だと、清々しい松林の様なの爽やかな香りに成ります。
貧乏な僕には
永谷園の「松茸のお吸い物」の香りと言った方が馴染みやすいです。
市販品のシガレットタバコも
時代と共に色々な人の利権の為の「欲望」と言う手あかが付き過ぎて現在の姿に成っているのだと思います。
あと
禁煙運動についてですが、確かに臭いが悪いので、嫌煙家の意見はよくわかります。
しかし、この世界的な禁煙運動については、僕は医療利権にタバコ利権が負けただけだと思っていて、タバコの利益分のお金が医療利権へ流れるシステムが変更されただけだと思ってます。
常々、タバコを吸ってる人達は、病原菌に対する抵抗力が強い人が多いなぁと感じてるからです。
しかし
確かに普通のタバコは臭いです。
僕も本当に嫌いです。
でも
本来の姿に戻してやると、臭わないし、薬草の効果効能を発揮しやすいと思うのと、とにかく面白いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717321231545-J0Fw9SSmyD.jpg?width=1200)
他にも
ラベンダーのドライフラワーの煙草は、口から肺まで、そのままラベンダーの香りに成りますし、煙もラベンダーの香りに成ります。
ローズマリーの葉を乾燥させた煙草も同じで、ローズマリーの香りです。
ラベンダーもローズマリーも素材の香りがそのままなので、吸ってる本人も周りの人も、その香りの美しさに驚きます。
とてもお洒落だと思います。
薬草タバコにすると
煙草=臭い
と
言う概念が無くなります。
面白いです。
あと
これは10年以上前から行ってる事ですが、喫煙所や喫煙室で、他の喫煙者に話せる状況ならば、僕は他の喫煙者になるべく話をするようにしてます。
その時、必ず簡単なアンケートを取ってます。
内容は
・最近インフルエンザにかかったのはいつか?
・その時は喫煙者であったか?
・インフルエンザのワクチンはいつ打ちましたか?
・最近、風邪をひいたのはいつですか?
です。
回答は殆ど
・ずっとインフルエンザにかかっていない
・インフルエンザワクチンは打つ必要を感じないので打たない
・禁煙した時にインフルにかかった時がある
・風邪は引くけど、たまにしか引かない
この様な回答ばかりです。
当然、同じ質問を知り合いの喫煙者には、行ってましたが、この10数年は不特定多数の喫煙者に行ってます。
面白いですよね。
でも
市販品のシガレットの臭いだけは本当に苦手です。
自分で作るタバコは、香りも良くて美味しいし、効果効能ものぞめる。
まさに「莨」です。
しかも超安上がり
人生が楽しく豊かに成ります。