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【ワカレッ!】

昨日は大輔の告別式でした。

強がってはいましたが

釘を打たれた棺に入り
焼場の中に入れられていく大輔を見送る時

どうしても嗚咽が止まらなくなり
フラフラと
立っているのがやっとの状態に成ってしまいました。

瞑想の出来る人ならば

現在の
「心の動き」と
「身体の反応」を観察するところです。

しかし
僕には
全く出来ません

もう
いきなり
ズバッと感情が入って来てしまい
乱れた心を揺り動かし

涙が垂直に噴出
メガネのレンズにあたります。

「形振り構わず」です。

他の後輩が
一生懸命、図体のデカい僕を支え

背中を優しく撫でてくれます。

そして

「最後まで見送ってあげてください」と

優しく声を掛けてくれます。

僕は
恥ずかしさも
へったくれもありません

人一倍大きな僕は
人一倍大きな声で・・・

大輔よ
神様よぉ

許してくれよ

だって人間だもの・・・

扉が締められ

本当にお別れなんだと感じたら
更に心が動いてしまい

立ってられなく成りました。

後輩に支えられ
焼場の控え室に向かいます

外は雨

涙雨と言うのでしょう

大輔は最後まで
チャンと仕事をしてます。

あいつ
僕のこの姿を見て


「アッハッハ~森山さん大袈裟だな」
って
笑ってるんだろうなぁ。

その後
控え室では

他の後輩が
大輔のビデオを見せてくれました。

お通夜の前に
大輔の乗った霊柩車が部隊を訪問し
部隊の沢山の隊員が正装して挙手の敬礼をしてくれてました。

こんな素晴らしいご配慮をしてくれた方々に
有り難くて有り難くて

お前
本当に幸せ者だな

お陰様で
僕のこの一週間は

自衛隊一色の一週間でした。

久しぶりに
清々しく気持ち良い時間でした。

控え室で聞く大輔の思い出話は

随分と厳しく、怖い存在だったらしいです。

僕が居なく成ってから
僕の代わりに成ろうとしたのかな

多分
大きなプレッシャーだったんだと思います。

悪かったな

でも
ありがとうな大輔


自衛隊は終わりだ

僕は

今日から
また新居作りを始めます

みんなが集まれる家

良い世界を作る為のベースを作成します。

人が笑顔に成れる場所
楽しいが共有出来る場所を作ります。

自分を幸せに出来るのは自分自身だけ

他人は
それの手助けが
少し出来るだけ

その
「少し」が
出来る自分に成りたいです

他人に優しく
自分に我が儘に

張り切って行くぞ

鋸南でGo!

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