不動産関連の譲渡等の優遇税制 まとめ
始めに
こんにちわ、いつもご視聴ありがとうございます。お陰様でチャンネル登録者2千人を達成出来ました。深く御礼申し上げます。
YouTubeのメンバー様からリクエスト頂いたお題の1つで、私も苦労して覚えた(?)不動産関連の譲渡、交換、収容にかかる優遇税制の計算式をまとめ直してみましたので、FP1級受験のご参考にして頂ければ幸いです。
再訂正
すいません。固定資産の交換の特例の計算式の中の、『「取得費+譲渡費用」の按分(必要経費)』のマップを9月11日7時に修正しております。この時間より以前に見られた方は、見直しをお願いします。
訂正箇所
取得費・譲渡費用(必要経費)の按分計算式
誤り
修正後
全体象
本来であれば、問題集の例題を何回も書いて、手に覚えさせるのが一番ですが、全体像を把握してからの方が覚えが早いかもと思います。
居住用特定の居住用財産の買換の特例
要件
そもそも
買換え資産の価額が譲渡資産の価額以上だった場合は譲渡が「無かった」ことになります。ただ、試験問題では計算させないといけないので、譲渡資産の価額の方が高くなります。
①収入金額の計算
②「取得費+譲渡費用」を按分する(必要経費)
収入を圧縮したんだから必要経費も圧縮しないといけないです。
③譲渡益
①ー②となります。試験問題ではこれに税率を掛けさせますね。
特定の事業用資産の買換の特例
要件
①収入金額の計算
②「取得費+譲渡費用」を按分する(必要経費)
③譲渡益
①ー②となります。試験問題ではこれに税率を掛けさせますね。
特定資産を買い換えた場合の圧縮記帳
上記の「特定の事業用資産の買換の特例」と近接した問題で「特定資産を買い換えた場合の圧縮記帳」があります。これは一部を除いて令和5年3月31日まで延長されています。
要件
計算式
①圧縮基礎取得価額
②差益割合
③圧縮限度額
固定資産の交換の特例
要件
①収入金額
②「取得費+譲渡費用」の按分(必要経費)
③譲渡益
①ー②となります。試験問題ではこれに税率を掛けさせますね。
収容等による資産の譲渡に関する特例
要件
効果
①収入金額
②「取得費」の按分(必要経費)
注意 これには「譲渡費用」が入ってません。
③譲渡益
①ー②となります。試験問題ではこれに税率を掛けさせますね。
似たような計算式
上記の式に似ている式で保険金の圧縮記帳があります。一緒に覚えてしまいましょう。
保険金の圧縮記帳
要件
①保険差益
②圧縮限度額
注意点
以上です。巻頭でも説明していますが、問題集の例題を手が覚えるまで書き取りをするのが一番ですので、全体像を捉えてから練習してみてください。