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自分でライナーノーツ ④ あの strawberry dream 後半

SEINARU HAPPA です。
自身のアルバム

『この世にある美しい全てを』

購入して頂いた方のために、
ライナーノーツを自分で書きます。

自分で?💧

そう、誰も書いてくれそうもないんで、
お許しを。

前回からの続き。

【曲解説】
あの strawberry dream 後半

前回、レコーディングスタジオでの録音は、
時間の制約があり、僕には向かない。うまくいかないと書きました。

2回目の録音は
Q-80DR4dを使っての自宅録音。
時間はいくらでもあります。

「ふう、それではのんびりやるとするか〜♪」

でも、結論から言うと、この「時間の制約がない」ということが逆に仇となり、完成させられないまま、ぐたぐたになり、うやむやになって、
そして、この曲は忘れ去られました。

創造活動には多少の時間的制約があった方がよい。

前回のブログと正反対の意見で、すいません🙇‍♂️

モチベーション。もっと言えば曲に対する興味を保てない。「鉄は熱いうちに打て」意味は少し違いますが、「曲は熱いうちに録れ」です。

ですから、例えば、今なら SNS で「自身のアルバムを〜月〜日に発表します」などとふれ回り、期限を設けて自らにプレッシャーをかけるとか、そうでもしないと本当にきりがない。

100% 納得するものなんて幻想なのです。

この言葉をあの頃の僕に言ってやりたい。

こうして、この曲は途中で投げ出されたまま、
忘れられたのですが、一応、ベーシックな録音データーはDAT(デジタルオーディオテープ)に保存してありました。

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(DAT なんて、今の若い人は見たこともないんだろうな)

3度目の録音。

バンドも解散して、音楽を作ることに興味を失って10数年。
友人から「劇団を旗揚げするので音楽を作って欲しい」と頼まれたことをきっかけに、また、
音楽を作る気になりました。
今度はコンピュータを使って。まさに四十の手習い。その辺の何だかんだは、また他の曲で。

この曲に話を戻すと、
劇団の何回目かの公演のエンディングで、この曲を使おうと思い立ち、屋根裏から、箱に入れたまま放ったらかしになっていたDATを見つけ出し、市場から消えて久しいDATのレコーダーと、
DR4d(DR8dになった)をヤフオクで探し出し、うやむやになった2回目の録音データーを PC に取り込んで、そして、なんと、

20代の自分と40過ぎの自分がコラボしたのです!

曲の始めからちょうど1分間は20代の僕が歌っています。その後は40代の僕が歌っています。
その他、アコギ、エレキ等を加え、時空を超えてやっと完成しました!

【歌詞について】

strawberry dream とは何か?
Beatles の『strawberry fields forever』を頂点とする、彼等の中期の音楽。そのサイケデリックなイメージ‥。

野暮なので詩の内容について詳しくは解説しませんが、僕はかつて友人に「葉っぱちゃんの歌詞は呪文」と言われたことがあります。その友人は、意味不明だと言いたかったのですが、僕は他の意味を思っておもわず笑ってしまいました。

僕の歌を口ずさむと、心の中の鍵の掛かった扉がカチャと音を立てて開いてしまう?
この曲はそんな歌詞です。ハハハ。


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