#ProjectLootforTAP補足① #LootforEmotionとは何か?

このプロジェクトにおけるキーマンはグレッグ・イーガンと村上春樹です。特に、グレッグ・イーガンの作品『TAP』は必ず押さえないといけません。



○#LootforEmotion とはなにか?

村上春樹の比喩の価値とはなんだろう。一つの感情をさほど長くないテキストの記述によってエンコードし、それを読むことで再生可能としているところにあると私は考える。もちろん比喩とはそのようなものだが、村上春樹スタイルの比喩はかなり無国籍で、人類全体への適用、汎用性が高いと考える。このような比喩をテキストとしてNFTに入れ込むことで、NFTに感情をエンコードすることが可能であると愚考する。もちろん、グレッグ・イーガンが考えるTAPとよばれる技術とは根本的に機序が異なるし(脳内インプラントなんてできない)、作用を比べてもかなり精度も刺激も低いと言わざるを得ない。それでもやる価値はある。なぜなら、このNFTは単なる商品ではなく、Lootなのだから。


○#LootforEmotion がLootとして価値を増すほどにそこに記述された感情は精度を増す

NFT Lootとは何か?購入し所有した者が価値を付け加えることができるNFTである。現在そのように理解している人間が世界にどれくらいいるか知らないが、少なくとも私はそう考える。村上春樹レベルに精緻な感情が記述されたテキストNFT である、#LootforEmotion を購入したプロジェクト参加者はまず、そこに記述された感情をより精緻化し、自らが所有するそれの価値を増加させる作業に取り掛かるだろう。つまり、その比喩が何を指し示すのか、その感情をより精緻に記述する新しい比喩を考案するかもしれない。イラストをつけるかもしれない。文学作品を作るかもしれない。音楽を作るかもしれない。なんでもいい。、それらは補足情報として機能し、#LootforEmotion のサマリーとなり、後で参照した人間の理解、つまり、感情の再現を手助けする。


続く

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