2024-2025
明けまして既に1ヶ月半経過、おめでとうございました。
怒涛の年末年始が過ぎ、やっとの事文章にする事ができました。
<2024年の振り返り>
去年の新年に立てた目標
ステージ出演:最低2本
観戦:27(内、出演ライブが4)
出場:4(KamaitaChi1,SNOOKE1,ソロ1,S.P.N POWER1)
達成!
短く簡潔な文章を書けるようにする。
全然未達!と言うか達成不可能!
体脂肪率13%を目指す。
2/16日の朝9:00計測値
14.1%
未達!
新春LIVEのMCでも少し話しましたが、2024は俺にとって、お世辞にも良かったとは言えない年でした。
大事な物を失ったり、挑戦の結果惨敗したり、積み上げてきたと思っていた物が全く積み上がっていない事が分かったり、強制リセットされたり、搾取されたり。
オファーも片手では足りない程断りました。
そんな中でも、どんな偉い人にも、どんな失望にも奪えなかったのは、音楽に対する欲求でした。
良い音楽を聴きたい。良い音楽を創りたい。良い音楽を演奏したい。もっと上手くなりたい。
付き合いの長い友人達にはとっくにバレている事なんですが、俺はこう見えて、非常に根暗でネガティブ、内向的、自己評価の低い人間です。
俺がSEIMIYA from KamaitaChiとしてステージに立つときに、必ずセルフボースティングをするんですが、あれは単なる虚勢です。
こんな俺が心から自分を肯定できるのは、酔っぱらっている時と音楽に触れている時だけ。
でも、誰に否定されようが馬鹿にされようが、ゴミの様に扱われようが、俺の人生の主人公は俺でしかない訳で。
社会人としての俺は単なる消耗品の歯車でも、SEIMIYAとしての俺の代わりは誰もできないし、俺も誰かの代わりの人生は生きられない訳で。
そんな当たり前の事を諦めて、もうただの歯車でいいやと腐り始めていた俺を奮い立たせてくれたのは、やっぱり音楽と音楽仲間でした。
とっくに人生の折り返し地点と思われる所を過ぎ、どうやら俺の「人生の値段」もほぼ決まったようです。
ならば、いい加減計算できるようになった人生の残り資源を、これからは本当に大切な人と物に注ぎ込んで行かなければならないと、真剣に考えました。
俺は俺の人生の主役をちゃんと演じ切り、音楽を通じて皆さんの人生の良い脇役、エキストラでもいいや、そんな存在になれるように、改めて頑張って行くつもりです。
<2025新春の振り返り>
1/12kazas 70点
kazasでの俺の役割は、kazasと言う箱の中で清宮が全力パフォーマンスをすると言うイメージです。
思い返してみると、これはkazasに限らず、これまでKamaitaChi以外のステージでも、同じ想いで演ってきました。
十数年ぶりのベースを持ってのステージは、初期衝動の様な新鮮な気持ちで楽しめましたが、初期衝動を言い訳にオーバーラップするいつもの癖が出たので-30点。
今後は、アレンジや作曲にも関与して行きながら、オリジナルメンバーである「でーひー君」の帰りを待ちたいと思います。
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1/26SEIMIYA from KamaitaChi 40点
正直、声がステージに立ってはいけないレベルのコンディションでした。
ただ、感染症の疑いは無かったので、物理的にはステージに立つ事は許される。
ならば今、「声」以外のあらゆる能力と施策を総動員して、どれだけの表現ができるのか?
一切のエクスキューズを排除し、限界に挑戦してみました。
演奏のクオリティは過去最低レベルだったと思います。
このライブを最後に、もう二度と見てくれなくなるお客さんも居るかもしれません。
それでも、「ステージに立つ」と言う事に対する俺なりの矜持は表現できた。
「やればできる」事が確認できた。
全く後悔はありません。
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<新春でバチ喰らった表現者達>
・らしさ
二日目のトッパーを務めた若者達。
技術的には、まさにザ・ビギナーと言う感じの粗削りすぎる物でしたが。
数多のバンドがいくら年月を重ねても手に入れられない、バンドとしてのコアコンピタンスを既に確率してるんです。
俺が「貫通力」と呼んでる物です。
それが粗削りすぎる演奏からバチバチに伝わって来て、「ああ、バンドってかく在るべきだよな」と。
俺を含め、フロアに居た先輩バンドマン達、全員釘付け。
これからが楽しみなんだけど、変に洗練されすぎないで、小手先の技術を身に着けないで、ぶっちゃけ上達しすぎないで今のまんま行って欲しい!
・ツシマケンタ
数年ぶりに活動を再開した、岩木が誇る鍵盤の吟遊詩人ケンタさん。
本当に数年ぶり?本当に緊張してる?嘘でしょ?ってくらい、全く不安を感じさせない盤石のパフォーマンス。
ケンタさんの凄い所は、あれだけポップで優しい楽曲の隙間に、躊躇なく心の闇をぶっ込んで来る事。
それが、自分の様な根暗でネガティブな本性を持つ人間には、どんな優しい言葉や綺麗事よりも共感でき、励ましになるのです。
そんな闇を抱えるケンタさんだからこそ、他の人なら何も考えないような小さな事でも拘ったり悩んだりして、時に塞ぎ込んだり、歩みを止めたりしてしまうんだと思います。
一方でそうした拘りや悩みが、彼の音と表現に揺るぎない説得力を持たせているのだとも思います。
今後も無理せず、マイペースで活動を続けて欲しいです。
・ツシマテツヤ
三日前くらいにWATERFALLでの出演がキャンセルになったとの事で、急遽も急遽、ソロでの出演。
どんな外連をかましてくれるのかと、逆に楽しみにしていたんです。
一曲目が始まってすぐ、それが大変失礼な期待であった事が即座に分かりました。
WATERFALLの既存曲はアンコールの1曲のみ、後は全てソロ曲もしくはバンドで鋳造前の新曲もしくは過去の即興曲。
一切の飛び道具もトリックもギミックも逃げも無い、リッケンと生身のみの真正面直球ストレート。
あまつさえ、一曲目で六弦切れたのに、何事も無かったかの様に最後までぶっ通し。
音だけ聴いていたとしたら、弦が切れた事すら気付かないレベル。
あんなステージ、俺には三日間じゃ絶対に仕上げられない。
つまり、ツシマさんは三日間で仕上げたんじゃなくて、行住坐臥、いつでも演れる状態に仕上がっていると言う事。
最早、踏んできた場数と経験値が違い過ぎる事を痛感。
今日は降参を認めます。覚えてろよ。
・頭蓋骨陥没楽団
動員、盛り上がり共に、事実上の2025新春優勝者だと思います。
前身バンドであるブレイカーズからかれこれ25年近く観続けているんですが、今を以てスタンスも音も全くぶれていない。コアコンピタンスが揺るがない。
キラーチューンをたくさん持ってるのに「今更」RANCIDのカバーしてみたりとか、とにかく楽しませる事に関して一切の抜かりがない。
コンディションを考慮して静かにしていたのですが、結局我慢できずに最前列で暴れてしまい、最後マイクジャックして喉を潰しました。
あんなの大人しく観てるの無理だ。
俺のような、手遅れで残念な大人に優しいパンクロック。
この日も無事、その優しさに殺されたのでした。
・あふろ
去年7月のCalla主催スリリングサタデイから、二回目の視聴。
シンプルに、メンバー一人一人が玄人過ぎて、同業者としては感心と感動しかないんです。
そんな玄人4人組なので、それぞれの主張や拘りに折り合いを付けるのが大変なはずなのに、バンドとしてきっちりアンサンブルしてる。
一人一人の音量はそんなに大きいわけでもないのに、バンド全体として、確かな「音圧」を感じる。
恐らくメンバー全員が、「あふろの音の1ピース」と言う役割に徹している、音楽職人なのだと思います。
俺はトッパーの演奏を終え、一切の肩の荷とタガが外れた状態も相まって、最前列でがぶ飲みしながら灰色少女と一緒に踊り狂っておりました。
なんでバンド名が「あふろ」なのか聞くの忘れた。次会った時に聞いてみよう。
<2025年目標>
・現場に30回以上通う
現場とはライブに限らず、美術の個展だったり、演劇の舞台だったり、何らかの芸術のエキシビジョンを差します。
2016現在、11回現場に行ったので、少なくともあと19回!
・5回以上ステージに立つ
2/16現在、既に3回ステージに立たせて頂きました。
今年は最低でも後2回、KamaitaChiかkazasかソロか別の形か、表現の場に立ちたいと思います。
・創作活動、バンドプロデュース
かれこれ数年アウトプットできてない、数曲分のアイデアが頭の中にあって。
その中にはソロでもKamaitaChiでも違うなって曲が有って。
いっそ、他のバンドに提供してみようか?
と言う訳で、春先までしばし創作活動に集中します。
今年は色々取り戻していくぞ!