其の50 「明日は甲子園決勝 聖地巡礼」


白河の    (しらかわの)
歌に聞こゆる (うたにきこゆる)
蝉時雨    (せみしぐれ)
幾千年月   (いくせんとしつき)
鳴きて参らん (なきてまいらん)

関跡の    (せきあとの)
千年杉に   (せんねんすぎに)
刻まれし   (きざまれし)
時と小川の  (ときとおがわの)
流れ果て無き (ながれはてなき)

武士と    (もののふと)
数多詠み人  (あまたよみびと)
吟じ上ぐ   (ぎんじあぐ)
関の小高に  (せきのこだかに)
何をか想う  (なにをかおもう)


明日は夏の甲子園決勝

甲子園と言えば野球の聖地

和歌の聖地と言えば
白河の関


古来からたくさんの人が
ここを訪れ歌を残していきました


冒頭三首は
怪我が癒えないなか
昨年の夏に訪れたときに詠んだものです
一昨年の夏は優勝旗が初めて白河の関越えをした
ということで話題になりましたね
いい思い出です

今年は東西対決です
双方力を出し切っての熱戦を期待しています
どちらが勝とうと
面白い記憶に残るような白熱した戦いになればいいですね

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