6月14日 私より、私たちで、生きよう。

『毎日読みたい365日の広告コピー』 という本の中から、本日の広告コピーを紹介し、言葉の魅力をご紹介しながらお話してみます。

お題:私より、私たちで、生きよう。

私たち。
私のために生きるの飽きた。
誰かのために生きるの疲れる。
私と誰かで、私たち。
私より、私たちのためって、新しい?
私より、私たちのためにパンを買う。
私より、私たちのために花瓶に花。
私より、私たちのために写真を撮ろう。
私たち。
私より、私たちで泣けばいい。
私より、私たちで寂しがろう。
私より、私たちで唄おうよ。
私たちって考えたら、心がラクになれるのかな。
私たち。
年上も年下も、私たち。
公園の猫も、そのほかも、私たち。
心の中で、見えないグループづくりましょう。
言葉違っても、私たち。
肌の色違っても、私たち。
宗教違ったって、私たち。
私と私と私。
誰かと誰かと誰か。
世界中の私と誰かがどこかに集まって、
私たちはいま、新しい私たちになれるかな。
なれるといい

【earth music&ecology/ストライブインターナショナル】
カタログ・ポスター(一部使用)
2017年 児島令子

6月14日は「世界献血者デー」です。
献血者に感謝し、
献血が欠かせないことを知ってもらうために
定められました。

何かのグループに属す安心、属さない自由
それぞれ状況や立場によって、その状況は違います。

個人的な感想ですが、
この広告コピーの「私より、私たち」の連続が
「なんだかしんどいよー」と感じました。
今は群れるより、自由を求めているんじゃないかなと感じています。

自分のために生きる
人のことを思う、思いやる

どちらも大切なことだけど
どちらかが強くなりすぎると、
どちらかが弱くなりすぎて

しんどくなったりするかもしれない。

心も行動も 絶妙にバランスをとれることを
意識することが大切だと思う。

献血の話に戻るけれど、
このコピーを借りると
「私の血も、私たちの血」ということになってしまう。

「私たちの血だから、さあ献血を!」とはならないので
やはり、私も、私たちも独立して考えていくことだと思うコピーーでした。

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セイコ
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