5月15日 やりたいことが見つからなかったら人生負け、なんて大うそやで。
『毎日読みたい365日の広告コピー』 という本から本日の広告コピーを紹介し、言葉の魅力をご紹介しながらお話してみます。
お題:やりたいことが見つからなかったら人生負け、なんて大うそやで。
お父さんは、なんもあせることないと思ってる。
自分がなにがしたかなんか、そんなに簡単には
見つからへんわ。当たり前や。
お父さんも、働きはじめてもう三十くらいまで
なんやよう分からんかったもんな。
いついつまでにやりたいこと見つからな負け、みたいなことないわ。
そんなん うそ うそ。
不安定な時代やから、早く安全なレールを探さなあかんという空気があるとしたら、逆や。
こんな時代やからこそ、自分が何者か、何が好きで何がやりたいかを、今までどおりゆっくり考えたらええと思う。
人生ってむっちゃ長いんやで。
どこで勝つかどうこで負けるかわからへん。
やりたいことなんか、いつ見つかってもええんや。
目先のことを一生懸命やってるうちに段々おもしろなって、なんか好きになってきてそれがやりたいことになるってこともあるし。
お父さんなんか、そうやったもんな。
【福井新聞社】新聞 2009年
古川 雅之(電通関西支社)
この広告コピーが発表されてから11年が経過し
その頃よりは
成果主義が主流となり、
年功序列を廃止する企業の増加や終身雇用も廃止という企業も増えてきています。
そんな世の中の流れの中で
その都度、その都度 人生は見直せるし
やりたいことをやれるのではないか?と思う。
子どものころは、将来の夢ってたくさんあったと思う。
別にそれをひとつに絞ることなく、
あれも、これもやってみるのもOKとされる世の中になりつつあります。
ただ、実際にその一歩を踏み出せるかどうかは
その人次第。
個人の能力や実力が問われているので
この広告コピーのお父さんの経験からのお話は
もっと聞いてみたい気がします。
福井弁 講座
ところで、この広告コピーは福井新聞社のものですが
なぜか関西弁の癖が強くて あれ?と思っています。
なぜなら、福井出身の友人は、関西弁ではなく福井弁だったからです。
温かく、柔らかく、そして独特の響きがある方言を
今回のコピーをきっかけに紹介したいと思います。
まず、一番衝撃をうけた言葉はこちら
■早よ(はよ)しね
意味:早くしてね
初めて聞いた時、「早く死ね」と言われたのかと思ってショッキングでした。グズグズしていたから、そんなひどい暴言を言われたのか?と涙目で、超特急で用事をしましたが、あとで意味を聞いて安心しました。
次のは、頻繁に耳にします。
■行こっさ
意味:行こうね、行こうよ
■つるつるいっぱい
意味:コップなどに水をたっぷり入れて、表面張力でギリギリこぼれていない状態のこと。標準語では「なみなみいっぱい」
あまり、表面張力の状態になる生活場面がないですが
なぜか20代のころは、その言葉を聞くことが多かったです(不思議)
なまりが特徴的
「えっとぉ↘︎」「あのぉ↘︎」という感じで、語尾が下がります。
福井でも地区によって少し違い
「えっとぉ〜ぉ〜ぉ〜ぉ〜ぅ」という人もいました。
■ほやって / ほや / ほやほや / ほやの〜
これは決して、焼き芋がホヤホヤと言っているわけではなく
「そうそう」と言っている言い方
■〜しよっさ・〜しよっせ
「〜しましょう」と誘っているときの語尾です。
■しな〜っと
これも、決して「しなびている」 ことを言っているわけではなく
いつの間にか、何気なくという意味です。
使い方は「しなぁ〜っと寄ってきたんよ」とよく使われていました。
福井県、東尋坊や永平寺、勝山市の恐竜博物館など
海も山の幸も豊富でステキなところです。
女性の就業率No.1の県でもありました。
福井県良いところです!
北陸新幹線も開通が楽しみ。
関西からは、サンダーバード(特急電車)
この感染症が収まったら、友人に会いにゆきたくなってきました。