誰も、何も分からない世界で
政府のお偉いさんだけが掴んでいる情報、とかそういうのはあるのでしょう。
しかしながら、今のこの状況においてどうすることが百点満点の正解なのかは、誰にも分からないのではないでしょうか。
それは人によって立場や視点、考え方が違うからです。
例えば私のように、仕事はしているけれども大して稼いでおらず、経済に疎いボンヤリ人間からすると「みんなでせーの!で一ヶ月くらい休めばいいじゃん。できるだけ外に出ないで。」ということになるんですが、世界経済とか世の中の成り立ちなどに詳しい方からするとトンデモなく稚拙な意見と映るのかも知れません。そんなことしたら日本がめちゃくちゃになるよ、と。
けれども感染拡大を食い止めるという観点からするとそれが一番手っ取り早いのです。
何が言いたいかと言うと、人それぞれ、見えていることとか立場は違うけど、100%余裕な人は誰もいなくて、程度の差こそあれ、みんな目隠し状態のまま手探りで生きているようなものなんだよな、ということです。
それはこの世の真実を垣間見た、悟りに至ったという人にしても同じであるようです。
悟ったとされる方とお話させていただいたり、数年に渡ってブログを読んだり、YouTubeを拝見したりしていてそのような感想を持ちました。
確かに彼らはブレることが少ない。語られていることは真実だと私の直感も言ってくる。
と、同時に人間らしく揺らいでいる瞬間を見かけることも何度かありました。敢えて言うなら彼らとて「完璧」ではない。悟後の修業という言葉もありますね。修行かな?どっちだろう。
誰も、何も分からない世界で(そういうすごい人達にすら完璧には掴み切れない世界で)私達は今日も懸命に生きている。今回の件に限らず。
それはすごく大変で、ご苦労様で、健気なことですね。ということが、急に言いたくなりました。
ところで私は明日も満員電車に乗って、フツーに通勤するのかな〜?