自己紹介+「風の時代のwell-beingを広めたい」
はじめまして!目黒誠子です。ここにきてくださってありがとうございます。ちょっと長いんですが、これまでの経歴と、今やっていること、これからやっていきたいことも含めて書いていきます。
生まれたところ
私は宮城県南端にある「丸森町」という人口1万3千人ほどの小さな「田舎」町で生まれ育ちました。
自転車通学
小学校5年生から中学時代の合計5年間、のぼりもくだりもある片道約5キロの道のりを、自転車で通学していました。バスケットボールの部活を終えてからの自転車は、よい気分転換となっていました。その頃から、スイスイ風を切りグングン進む自転車に乗るのが大好きでした。
CAになりたかった夢を叶えるために上京
高校は、丸森から阿武隈急行線に乗り1時間かけて、仙台の私立高校へ通いました。卒業後上京、短大を卒業し、小さい頃からの夢であった航空会社の客室乗務員として国内・海外を飛び回りました。
(この経験はまた別の機会に書きたいと思います)
47都道府県は北から南まですべて行きましたし、海外もいろいろなところへ行きました。高度3万フィートの上空から見る光景は、毎日見ても飽きませんでした。この会社で得た経験や出会いは感謝の一言で、私の大きな財産となっています。
自転車との出会い
生まれた町の話に戻りますが、私にとっての「田舎」とは、なんとなくコンプレックスに思う場所でした。それが覆されたきっかけは、2006年「ジャパンカップサイクルロードレース」でした。
ロードレースについて何の知識もない中、業務で赴いた先は、宇都宮森林公園。
「こんな山の中で何が行われるのだろう?」
着いた先に広がっていたのは、まるでF1のような華やかな世界でした。
カラフルなジャージに身を包んだ国際色豊かな選手たちが、驚くほどの速さで自転車をこぎ、山を駆け巡っていきます。
カラカランという軽やかな自転車の音。シャーっという風の音。ワーッ!と応援する観客の声援。選手の隊列のあとには、ルーフにいっぱいの自転車を積んだ、こちらもカラフルにラッピングされたチームカーの隊列。
山も自然も選手も風も、すべてがキラキラしているように見えました。選手も活き活き、観客も活き活き、山も自然も活き活きしているように見えました。
「田舎」≠ コンプレックス
「田舎で何もない・・・ではなく、田舎だからこそできることがある」。
田舎町の出身であることを、なんとなくコンプレックスに思っていましたが、大きく覆された出来事となりました。このジャパンカップをきっかけにロードレース、そして自転車の奥深さと可能性に目覚めました。
出会いと引き寄せ、雑誌の連載とツアーオブジャパン
その日を境に、まるで運命の扉がパーン、パーンと開くように、自転車業界のさまざまな人と出会うことになりました。
自転車雑誌に連載をし始め、日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」(以下TOJ)では、海外チーム招待担当をすることに。
TOJも、日本の美しい田舎がフィールドとなっています。しかし、日本においてサイクルロードレースはマイナーなスポーツ。ヨーロッパと違い、文化としてまだ根付いていないこともあって、行政や警察の理解もなかなか得られません。また、スポンサー獲得も困難なため、存続の危機さえあるのが現状でした。このように、内部の事情を嫌というほど知るようになりました。
しかし、嫌になるどころか、「海外のレースはどのようにしているのだろう?」「もっと、海外にも日本のレースを知ってほしい」と思いはじめ、ロードレース最高峰である「ツール・ド・フランスの取材をしたい!」とシクロワイアード編集長綾野さんに直談判したのが2015年の春でした。
ツール・ド・フランスへ飛び込んだ
TOJから依頼された仕事ではなく、自分の意思で、自腹の旅でした。これまでも「ツールに連れて行って」というリクエストはたくさん受けていたそうですが、想像以上のキツさや厳しさから、ほとんどお断りしていたという綾野さんが帯同をOKしてくれたのは、私の強い思いに押されてだと後から知りました😅
(このこともあとから記事にしたいと思います)
ツールドフランスの帯同取材と地域の自信と誇り
覚悟を決めて帯同したツール・ド・フランスからは、たくさんのことを学びました。
長い歴史。国中に根付いた文化。自然との共存。地域とのつながり。人々の生活の楽しみ方。
どこを切り取っても美しく、スポーツでありながらまるでアートのよう。暮らす人々も街全体も自転車一色。ここから得られた経験やインスパイアーされたことは数えきれません。
ツール・ド・フランスはフランス全土がコースとなるため、パリのような都会もあれば、ひまわり畑や麦畑のある小さな村や集落もフィールドとなります。自宅の目の前がコースとなり、プロの選手が走っていく・・・ツール・ド・フランスが来ることによって、地域を魅力的に発信する意識が高まり、自然を愛し、田舎を愛し、村や町を愛するようになる。魅力的に発信することにより、自信と誇りを持つ循環が生まれ、生きがいを持ち、美しく保ちながらそこに住まう人々がいました。
自然が豊かな田舎にしかないものがある、そしてそれはかけがえのないものである、と感銘を受けました。
未来の都市計画に欠かせないものである自転車
ところで皆さんご存知のように、自転車は「一番身近な交通手段」です。田舎においても都会においても自転車が乗りやすい環境、つまりバイクフレンドリーな環境が整うことは、CO2削減にも効果的であり環境問題の緩和にもつなります。また、積極的に自転車を使うことにより、心身ともに健康増強ができます。中長期的には医療費の削減にも期待が持てるでしょう。地域課題の解決にもつながります。環境にも、心にも身体にもヘルシーな乗り物です。
自然あふれる場所ばかりではなく、現在都市開発でも自転車の利用が注目を浴びています。
たとえばパリでは、「職場も買い物も15分でいける街」政策がなされています。アンヌイダルゴ市長の、2024年までに「車を使わず、日常生活を自転車で15分でアクセスできる街にする」という環境に考慮した都市計画政策です。この計画はコロナ禍において急速に進み、現在パリは「自転車の街」になっています!
①自らハンドルを握り、自分の足で自由に動くことができる、一番身近な交通手段
②身体に心に、自然や環境にもヘルシーにつながる
③地域課題の解決につながる
well-beingとつながった
これらのことをまとめると、私は本当の意味での幸せと豊かさ「well-being」につながると思っています。
現在ビジネスでも使われている「well-being」(ウェルビーイング)。ちょっと思想的・哲学的なにおいもしますが、「well-being」は、「幸せ」や「幸福」という言葉で表されます。
心と身体と社会的な健康を意味する概念です。
瞬間的な幸せを表すHappiness(ハピネス)とは異なり、「持続的な」という意味が含まれます。
引用:世界保健機関憲章前文 (日本WHO協会仮訳)
ウェルビーイング(well-being)とは、「身体的、精神的、社会的に、良好な状態になること」を意味する概念です。1948年には、すでにWHO(世界保健機関)の憲章前文に健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます」と記載されており、これがまさに今「ウェルビーイング」と言葉で、再注目されています。 もともとは、医療や看護といった社会福祉で使われていた言葉でしたが、ビジネスシーンでも「ウェルビーイング経営」という言葉で用いられるようになり、職場環境や働き方を見直す一つの指標になっています。
そして、
引用:日本WHO協会
「健康」とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます
これからもわかるように、well-beingは、
一時的な感情による「happy(幸せ)」
というのではなく、
生命として永続的に感じる「well-being(幸せ)」と言う意味です。
私たちは地球に生かされている生命体。この太陽系のプラネットである地球に現在起きていることに無関心では、いくら幸せと言っても一時的なものであって深みのない薄っぺらいものに感じられます。かと言ってインスタントに解決できるものではないかもしれません。でも一人一人が意識を高めていくことによって、きっと変わっていく、そんな風に思っています。移動する際の選択のひとつとして自転車を使ったり楽しんだりするだけで、心と身体も健康に、地球も環境もヘルシーになるなんて、一石二鳥だと思いませんか?
また、もうひとつ付け加えたいことに、宮城県丸森町が令和元年東日本台風で大きな被害を受けてしまったことも、私の活動や人生にとって重要な出来事となりました。
これからもwell-beingを軽やかに広めていきたいと思っています🌿
これまでやってきたこと/やっていること
自転車ジャーナリスト
自転車活用推進啓蒙家
ツアーオブジャパン海外チーム招待担当2014年~2016年
グローバルWi-Fi アンバサダー「GO-BEYONDER」
CPM公認心理セラピスト
アロマ心理占星術研究
自然療法・ビューティーコンサルタント
マルベロ代表
(宮城県丸森町「自転車と旅の日~マルベロ」イベント2017年~3回目継続中)
マルベロ for キッズ代表(令和元年東日本台風被災 復興支援活動)
株式会社クリーン工房 事業開発部アドバイザー、企画制作プランナー
地域活性、サイクルツーリズム、農泊、ハーブガーデン監修、ハーブを使ったメニュー開発、自転車を美しく乗る、自転車と占星術のアプリ開発
代表記事
【ツーリズム、E-bike、自転車事情関連】
◎目黒誠子の南フランスE-BIKEの旅(フランス観光開発機構協力)*ラジオ出演
「南フランスの絶景!E-BIKEレンタルで夢のサイクリング エクスアンプロヴァンス編」
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/309062
「南フランスの美しい村をE-bikeでサイクリング プロヴァンスの美しい村編」
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/309182
◎パリのシェアサイクル「ヴェリブ」レポート
パリでヴェリブを使ってみました!
パリのシェアサイクル「ヴェリブ」に乗って花の都をレッツ・サイクリング!
https://www.cyclowired.jp/tag/term/10079
◎オーストラリア
目黒誠子のオーストラリア アデレード自転車事情
https://www.cyclowired.jp/tag/term/10545
日本人も走りやすい「ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ」ブリスベンからゴールドコーストまで、5000人と春のオーストラリアを満喫サイクリング
https://cyclist.sanspo.com/367756
自転車×旅×オーストラリア Vol2 観光編
クイーンズランド州の自転車ルール紹介、B2GCライド後はコアラの抱っこなど楽しみいっぱい
https://cyclist.sanspo.com/368729
〔国内〕
◎群馬県前橋市
◎「自転車のまち前橋」レポート
https://cyclotimes.4969.jp/2016/09/24/post-723/
◎島根県(やまなみ街道)
◎目黒誠子の宍道湖サイクリングレポート
やまなみ街道サイクリング&サイクルトレインで「ご縁の国・しまね」旅!
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/210312
◎しまなみ海道
目黒誠子のしまなみサイクリングレポート
自転車がコンセプトのおしゃれスポットONOMICHI U2の3年
https://www.cyclowired.jp/news/node/226318
【レース関連】
◎2015年|目黒誠子のツール・ド・フランス2015帯同レポート
https://www.cyclowired.jp/tag/term/9702
◎2016年|目黒誠子のツール・ド・フランス2016帯同レポート
Vol.1「選手たちの胃袋を満たすランプレ・メリダのチームシェフの働きに迫る」https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/205305
Vol.2「雨が降っても雹が降っても走り続ける選手たち 目まぐるしく変わる空と戦う3週間」
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/206212
Vol.3 「落車が絶えないツールを支えるメディカルチーム 医療班の裏側に迫る」
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/207017
◎2017年|目黒誠子のツール・ド・フランス帯同記2017
https://www.cyclowired.jp/tag/term/12692
◎2018年|目黒誠子のツール・ド・フランス帯同記2018
https://www.cyclowired.jp/tag/term/14102
◎2019年|目黒誠子のツール・ド・フランス2019帯同記
Vol.1「ツール・ド・フランスを現地観戦で楽しむ! 選手もリラックスの休息日は絶好のふれあいチャンス」https://www.cyclowired.jp/news/node/303266
Vol.2「自転車で走ってツールを観戦! 世界遺産ポンデュガールで川遊びしながらキャラバン隊を待つ」
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/303694
Vol.3「世界一華やか! だけど規制がいっぱいのシャンゼリゼでツール最終ステージを観戦」
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/303952
◎ツアー・ダウンアンダー現地レポートby目黒誠子
ツアー・ダウンアンダーを成功へと導いた ”10の秘密”
https://www.cyclowired.jp/news/node/192992
「観客もロードレースの一部」 タイラー・ファラーに差し出されたバイクとシューズ
https://www.cyclowired.jp/news/node/189379
【マルベロ関連】
マルベロFBページ https://www.facebook.com/maruvelo/
◎マルベロ2017
https://www.cyclowired.jp/tag/term/13014
自転車と旅の日~MARUVÉLO à marumori
自転車+旅+アート+ミュージック。思いが形になった「マルベロ」
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/246831
さまざまなインスピレーションが循環した新たなカタチの地域密着型イベントへ
https://www.cyclowired.jp/lifenews/node/246834
自転車+旅+アートで地域の美を見出す「マルベロ」 宮城県丸森町から日本、世界へ発信 https://cyclist.sanspo.com/431186
*ラジオ、テレビ、他メディア出演
【グローバルWi-Fiアンバサダー GO-BEYONDER】
https://townwifi.com/news/225/
https://global-wifi.com/go-beyonder/067.html
雑誌+紙媒体
・『ファンライド』「ハワイハレイワメトリックセンチュリーライド100km」
・『ファンライド』「京都―奈良100kmライド」
・『ファンライド』「ワクワク!ツアーオブジャパン」連載 等
・『Bicycle Navi』 B-Navigatorsコラム連載
・『バイシクルクラブ』「入部正太郎選手インタビュー」
・『サイクルスポーツ』「ツールドフランスの裏側」
・『 下野新聞スポーツ応援マガジン』(フリーペーパー)「SPOCOM」ジャパンカップ特集「宇都宮サイクリング観光ガイド」テキスト・写真
テレビ、ラジオ
・ミヤギテレビ「発見!みやぎのスマイルさん」
・KHB東日本放送
・NHK仙台「ごじだっちゃ」
・Date-FM「In my life」「Hope for Miyagi」
長くなってしまいましたが、これからnoteでいろいろ書いて行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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