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DAY263 子どもとNZ 2024 スピード違反
(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)
2024年10月中旬のお話。ニュージーランドは今、春です。
9月終わりから10月初めまで、16日間のスクールホリデー。
今回は「春休み」と呼べるのかな?
春のポカポカ良いお天気の中、家族3人、のんびり過ごしました。
ホリデー中のお話を、、と思ったのだけど、まずは今朝の衝撃的な事件?から。
警察に捕まりました!
理由は、
スピード違反!
あー、やっちゃったー。
娘を学校に送る途中、おしゃべりに夢中で(言い訳)全く制限速度の表示を見ていませんでした。
というか、毎日通るので知っていて当然。
バッグミラーにパトカーが見えて、2回くらいパオーンと鳴らされても、まさか自分のことだとは思わないくらい。
全く無意識でした。
路肩に車を止めて、
あれ?今信号無視した?しなかったよね? 娘に確認。
ドライバーズライセンスの入ったお財布を持って車を降り、私より頭三つ分くらい背の高いお巡りさんの顔を見上げてもまだ、自分が何をしでかしたのか分からず。
「はい、ライセンス見せて。スピード出し過ぎねー」
言われてはじめて、
「あー!そうでしたか!」と自覚しました。
聞くと、50キロ制限のところ、62キロだったそうで。
うーん、普段からそのくらいで走っていたな、、、
今まで運良く?捕まらなかっただけなんだなーと内心思いながら、
「すぐそこが学校なので、娘に歩いていくように伝えます」
と言ったら、
「ああ、1分で済むから」
そうなんだ?
「電話番号教えてね、住所はこのドライバーズライセンスの記載通りだね?じゃ、ポストにチケット届くから。支払いしといて。はい、おしまい。安全運転してよー。Have a good day!」
というわけで、本当に1分で終わりました。
わかっちゃいたけど・・・
こんなに簡単にお金をこちらからあちらに動かすおまわりさんの仕事って、、すごいな。
英語に困らず、簡単に手続きを終えられたことにまずホッとしましたが、
「多分、18ドルくらいだよ」と言われたのか、
「多分、80ドルくらいだよ」と言われたのか。
そこだけが緊張していて明確に思い出せない。18ドルは安すぎる。
80ドルだな。
(夫よごめん、こないだの駐禁も高かったな)
とにかく今後は気をつけます。
申し訳ありませんでした。
100キロ出さないと後ろから怒られる田舎道と、30キロやら50キロの表示を見ながらソロソロ走る街中のスクール沿い。
ニュージーランドって、メリハリが大切と思った朝なのでした。
娘の一時帰国
娘が大学受験や通信制高校のスクーリングのために、1ヶ月間日本に帰国していました。
本当は一時帰国の予定は全くなかったのですが、進路について、スクーリングの時期について、散々話し合い、こうすることに決めたのです。
わたしが子供たちと来た時は優雅に直行便のニュージーランド航空だったのに、娘が一人で帰るとなったら(心配だけど)なるべく安いのを・・・ということで乗り継ぎ便を予約しました。今思うと、なぜ直行便で来たのか。もったいなかったな。
8月末の出発日、良くみると息子のサッカーシーズン最後の試合の日と重なっていました。
毎日練習して毎週の練習とゲームを楽しみに生きている息子。
娘の大チャレンジ、息子の仲間たちとの思い出、どちらも大切。はずせない。
息子だけ置いて誰かに応援を頼んで、娘を空港に送って行くか、試合が終わってから思いっきりスピード出して向かえばもしかしたら間に合うか?でも国際線ボーディング1時間半前到着は無理がある。
娘にハミルトンから一人で行ってもらうのも初一人フライトにしてはハードルが高すぎる。
が、解決案を思いつきました。
前日の夜にみんなでオークランドまで送っていき、空港の近くのホテルに娘一人泊まり、一人で空港まで。
これならオークランドでバイバイができるし、朝もゆっくり空港でチェックインができる。わからないことがあっても電話で伝えながらサポートできるし、十分な時間がある。
一人でお泊まりなんて怖い!と言うかなと思ったら、「楽しみ!」とのこと。
ということで前日の夕方、学校が終わってから息子と娘とオークランドまで。
意外にも娘は日本に帰れる!という嬉しさでそれほど緊張はしていませんでした。
しかし・・・泊まる予定のホテルに到着し、「一人でチェックインしてきてごらん」。
17歳。初めての一人ホテル泊。
数分後、泣きそうな声で電話。
「部屋のドアが閉まらない」
結局息子を連れてフロントを通り過ぎて、お部屋まで。
それほど悪いホテルではなかった(はず)のだけど、ドアが古すぎて開け閉めにコツがいるみたい。フロントのおじさんに助けを求め、やってくれた見本が豪快すぎて笑ってしまいました。
思い切り力を込めて、ドアノブ部分を押す!
「ほら、簡単でしょ?」と、笑いながら戻って行きました。
「こわい〜」半泣きの娘。
とにかく、何回かドアの開け閉めの練習をし、鍵が閉まることは確認できた。Wi-Fiは繋がる、ベッドは大きい。専用のシャワーにトイレに洗面所。一人の夜。最高じゃない?
ホテルチェックアウトは簡単。空港までのバスの時間も調べた。乗り方も教えた。
もう大丈夫。あとは寝るだけ。
帰りたがる息子を連れて、あっさりとお別れをした夜。
(後から聞いたら、窓から手を振っていたらしい。全く気づかなかった母と弟。かわいそうに!)
翌日はシーズン最後のサッカー試合。息子の誇らしげなプレーを見ながら、LINEで娘の行動をサポート。
無事に一人でスーツケースをチェックインし、搭乗口まで。良くやった!
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香港でのトランジットという次のチャレンジも、どこでも素早くWi-Fiに繋げるという現代必須の技を身につけている娘なら大丈夫。
電話がきた時は本当に安心しました。
実はこの時、日本には数日間大きな台風が停滞していて、飛行機がキャンセルされたり遅延したりすることを覚悟していました。(実際たくさんの便がそうなっていました)
そうなったらこうしよう、こうするように指示しよう、どこに連絡して、どこで泊まれるか確認して・・・英語のセリフを準備して、などわたしはほぼ一睡もできずに調べまくっていたのでした。
しかし、娘が心配するだろうからほとんどそのことについては言いませんでした。
そして、幸運の晴れ女。娘の飛行機は、新幹線が止まって大混乱の日本に、何の遅延もなく予定通り優雅に着陸したのでした。
小さな頃から超がつく箱入り娘。小学校の時は毎日家から学校まで車で送迎(近所の学校ではなかったので)。駐車場から校門まで手を繋いで歩き、下駄箱の近くで校長先生と握手をするところまで見送りました。
そんな娘が一人で飛行機に乗って日本に帰ることができました。
成長したなぁ。
が、しかし。
新幹線が動かず国内移動に悩む人々で溢れる中、何のトラブルもなく成田に到着した娘を出迎えたのは、岐阜から6時間かけて車でお迎えにきた父。やっぱりまだまだ過保護な親を卒業できないわたしたち夫婦なのでした。
それから1ヶ月、娘は(おそらく最初で最後の?)父と二人きりの生活。無事にもろもろの任務も完了。毎日美味しい父の手料理にスシロー、ミスタードーナツ、サイゼリア。牛丼、天丼、ラーメン二郎。
帰りの便はまた幸運にも直行便。
何のフォローも無しで、まるで「コンビニ行ってきた」みたいな身軽さで、揚々と帰ってきました。
オークランド空港で一ヶ月ぶりに娘を出迎えると、息子が珍しく大喜び。嬉しくて嬉しくてずっと姉にくっついていました。
普段はあれだけ喧嘩ばかりなのに。やっぱりきょうだいっていいな。
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こうしてホリデーが始まり、3人でまったり映画を見たり散歩をしたりして過ごしました。
ニュージーランド生活も終わりに差し掛かり、しみじみと切なさを感じる今日この頃です。
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