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DAY11 子どもとNZ 2024 小学校初登校

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)

息子、登校初日

今日は息子の初登校日。
幼稚園時代にずっと使っていたリュックをそのまま持ってきました。
あの頃はリュックが歩いている、というくらい大きかったのに、今ではピッタリ。

幼稚園がカナディアンスクールだったため、リュックにはカナダの国旗が縫い付けてあります。
日本人がカナダの国旗をつけて、ニュージーランドの学校に通う。
息子はいつか、どんなふうに子ども時代を語るのだろう。

ニュージーランドに来る前、このカナダの国旗はつけたままでいい?と息子に聞いたら、

「なんで!?取っちゃ嫌だ!思い出なのに!!」

とのこと。あれ、ついていることも知らないと思っていたのに。

幼稚園の先生がたへ。
息子は先生たちが大好きでした。
2歳から毎日あそこで過ごした経験が、今こそ花開くときです。

初日の朝、一人で教室に入って行ける・・・ことを期待していましたが、もちろんできなくて当然。ここにいてー!とのことで、私は教室の後ろでしばらく見ていることにしました。

娘よりはリラックスしている息子。
かなりアクセントの強いニュージーランド英語ですが、私よりはしっかり理解している様子。

今日観察していて気づいたこと。

・日本のように一人一つの机とイスがなく、ソファがあったり、大きなテーブルがあちこちに置いてあったり
・半分くらいの子たちは外も中も裸足
・先生が話しているとき、子どもたちはおしゃべりをせずに、何やら手でジェスチャーをしている
・息子はYear4ですが、Year3、4、5の子たちが一緒に朝の会に参加している
・朝のお話が終わると、5、6人の少人数グループになってそれぞれ好きなテーブルや床に集まる
・ステイショナリーは専用のロッカーに必要なものをその都度取りに行く


今日は表面的なことしか分かりませんでしたが、日本人が他には誰もいないこと、韓国人が同じクラスに一人いるけど、アジア系は息子と合わせて二人だけ。あとはヨーロッパ系、マオリ系が多い。らしいということまで分かりました。



ハミルトンの街中ではかなりの数の中国人、韓国人などアジア系が多いので、割合的にはそういうイメージをしていましたが、真逆でした。街から離れた郊外の小さな学校だからかな?

息子がなかなか「帰っていいよ」と言ってくれないので、かなりの時間見学していましたが、なんとか解放。
日本では新学期の初日は午前中でおしまい、などありますが、最初から14:55まででした。

そうそう、これから毎日お弁当作りです。

今朝はB&Bで作らなくちゃいけない、ということで大変でした。
サンドイッチなんて食べたことない息子ですが、無理やり入れました。

日本では冷凍の唐揚げを毎回入れていましたが、今日からは何が定番になるかな・・・
早く何かお気に入りを見つけないと。

娘は二日目。
まだまだナーバスですが、嫌がらず(嫌がることもできない)行きました。

OP SHOPめぐり


ここにきて、初めての一人時間!!

B&Bオーナーのコリーンと約束していたOP SHOP(リサイクルショップ)めぐりへGO。
まとまって数店舗ある場所を教えてもらい、早速二人で散策。

楽しいなぁ。
食器などが1ドルや2ドルで売っています。家具もいろいろ盛りだくさん。
3箇所、4箇所見て、今日購入したのは

・大皿1枚 3ドル
・小皿3枚 2ドル×3
・娘の勉強用イス一脚 18ドル

アンティークらしい雰囲気のお気に入りばかり。
これらは1年後に帰るとき売るかあげるか処分して帰らなくてはいけない。
でもさ・・・どれか一つくらいは持って帰りたいな。

こんなふうに出口を考えて買わなければいけない買い物なのがちょっと辛い。
息子のお迎え時間が来てしまい、慌ててお会計。

まだB&Bからの送り迎えだからちょっと大変。
なぜか日本と同じようにギリギリのお迎えになってしまった。

ココではきちんとできる親であるイメージだったのだけど。
もともとそういう人間なんだ、私は。
背伸びするのはやめよう。
無事にそれぞれの場所にたどりつき、二人を連れ帰ることができました。

どこの国も子どものお迎えって同じだな。

混雑する周辺
帰りをいそぐ人
スマホで何やら忙しい人
奪い合う駐車スペース
ゆずり合う駐車スペース
走り回る子どもたち
それを叱る親たち
そして、おしゃべりに夢中な人々

とにかく慣れない道とルールと素敵な景色。
車の運転には気をつけよう。

学校から帰った子どもたちにとっては、ここのB&Bがホーム。
ますます居心地が良くなって行く。

息子は新しい家に引っ越せるだろうか。
別れが辛いだろうなぁ。

家の最終確認

お夕飯を済ませ、娘と一緒に家のInspection(契約、立会い)へ。
初めてゆっくりと家の中をみることができます。

息子はB&Bに預けていきました。

いろいろな契約ごとの多い初期、こんなこと(子守のお願い)ができればいいな、と日本にいた時から夢想はしていましたが、まさか本当にできるとは。

息子がお手伝いをしたがり、私がいなくてもファミリーと仲良くやっているので、本当に助かります。
娘はもちろん家を見てみたい、ということで一緒にGO。

ここのB&Bはこの街の南西の端に。
そして我が家はこの街の北東の端に。
正反対の場所。

それでも車で25分。

この端というのが私の理想にぴったりなのです。
なぜかというと、ハミルトンの街の周りはゆったりとした酪農地帯が広がっていて、見渡す限りの牧草地、牛、牛、牛、馬、羊。

この景色の中に住めるなんて。本当に夢のようです。

これから一年間住む家に到着。

あの見学の日から何度か近くは通ったのだけど、お楽しみにとっておこう!と、一度も寄ることはありませんでした。
初めてゆっくり中を見学。

あの時の第一印象と同じ。新しくて綺麗、そして設備も整っています。
この家を、ユニットと呼ぶらしいです。
お隣さんと屋根は繋がっているのですが、間にガレージがあり、「壁一つで」というわけではないので、息子の奇声も娘のギターも安心。

玄関に入ってそこがすぐにリビングダイニング。
8畳くらいの部屋が二つ。
トイレがシャワーと一緒のところと、リビングにもう一つ。
こんなに狭いのに、トイレが二つなんて。
理想過ぎる!

書類にサインをして、はれて契約成立。

大家さんは中国人。
常にハイテンションでお話をしてくれるのはいいのだけど、顔に唾がかかるほど近い。

近いですよ。

なんて英語でなんて言えばいいのだろう。

いろいろ話をしていると、今年「日本に旅行に行く」らしいのです。

このツアーに申し込んだけど、どう思う?と大家さん。
スマホで旅程を見せてくれましたが、

浅草に東京ディズニーランドに京都に奈良にUSJも。

盛りだくさん過ぎて現地日本人なら絶対行かない(行けない)旅程でした。
どう思う?なんて聞かれても・・・
大家さんがお友達とワイワイ移動する姿をイメージして、きっと可能に違いないと確信。

そのツアーがいいか悪いかではなく、

楽しそう!

と答えました。

こうして無事に家の契約が済み、今日はおしまい。
順調すぎて怖いな。

もうすぐこのB&Bともさようなら。
自力で生活していかなくては。

でも自分たちのキッチン。
自分たちのシャワー。

きっとやっていけるよね。大丈夫なはず。
家は明日から入れることになりました。

荷物を少しずつ運ぼう。スーツケース3つ+大バッグだけで来たはずが、なんだか色々増えています。

というのも、B&Bオーナーがシーツをくれたりハンガーをくれたり、食器をくれたり。
本当に助かります!!

実はここのB&Bファミリーは、かつて日本に20年以上も住んだことがあるのです。異国で新しい暮らしを始めることがどんなことか分かっていて、私たちファミリーのことをとても応援してくれています。

予約をする段階では全く知らなかったことで、この巡り合わせに本当に感謝しています。

さて、息子を早く寝かせなければ。すっかり夜型になってしまった。

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seiko
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