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“自分に合うかかりつけ医”と“信頼できるフェムケアアイテム”の見つけ方

こんにちは、フェムケアコンシェルジュの木川誠子です。
私はこれまで3000個以上のフェムケアアイテムを実際に使ってきました。この話をすると、「フェムケアって3000個もあるの?」と言われるのですが、私が考えるフェムケアのジャンルは幅広いです。

・婦人科の定期検診
・一般的な健康診断
・ホルモンケア(美容的な側面も含めて)
・デリケートゾーンのケア
・三大欲求関連
・ペインケア
・香りの活用
・温活
・腸活
・菌活
・脱毛
・生理用品
など……

なぜならば、フェムケアは健康習慣だと考えているからです。それくらい日常的であり、医療機関と連携しながら行うことが大切。そのため、“自分に合うかかりつけ医”と“信頼できるフェムケアアイテム”の存在が重要になります。

かかりつけ医を見つけるためには数を打つ


私が今の医師に診てもらうようになったのは、自治体から届く検診クーポンを利用したことからです。その際、クーポンが利用できる近隣病院・クリニックの一覧が同封されていると思います。そのなかから選びました。

そのときに必要になるのが条件です。私の場合は、これらのことを意識しています。

・自宅から通いやすい
・地元密着型
・女性の医師
・清潔感がある
・プライバシーが守られる

そのうえで、クーポンが利用できる近隣病院・クリニックの一覧から気になったところを見つけて、ウェブサイトをチェックします。余裕があれば、口コミも。そして、実際に行ってクリニックの雰囲気を確かめつつ、医師とコミュニケーションをしたうえで決めています。

実は、自分にあった医師を見つけるには、数を打つことがもっとも重要だったりします。それは、同級生はたくさんいるけど、そのなかで仲良くなるのは数人ですよね。それと近い感覚で、医師にもいろんなタイプがいますので、「違うな」と思ったら次!自分にあった医師が見つかるまで、諦めずにその作業を繰り返していきます。私も複数の医師と会った後に、辿り着きました。

ブランド理念は必ずチェック!


次に、信頼できるフェムケアアイテムの見つけ方についてですが、まず、ブランド理念(コンセプト)は必ずチェックします。その理由は、理念にすべてが詰まっているから。例えば、抽象的な表現が多い場合は、商品そのものも世界観重視で作られていることが多いし、成分にこだわっているなら、成分を中心に紹介されていると思います。

「こういう理念なら問題ない!」という話ではなく、ブランドのプロフィールを知る作業です。初対面の人と会ったとき、名刺交換をすると思うのですが、ブランド理念のチェックはその作業に近いと思います。

成分表や製造過程も確認する


そして、もうひとつの重要ポイントは、アイテムがどんなふうに作られているかを確認することです。その代表格が成分表。化粧品は全成分表記が義務付けられていますが、雑貨扱いの場合、すべての成分を記載していない可能性があります。

ここで、私が経験したがっかり談を……。

潤滑ローションをテーマにした記事を制作していたときに、その記事内に全成分を記載したくて、各メーカーさんに確認をしていました。その際、とあるメーカー担当者から、「うちの製品は雑貨扱いなので、全成分はお伝えする必要はありません」と返答されたことがあります。もちろん、全成分記載の義務がないことも承知したうえで、「全成分を表記したい」とこちらの希望をお伝えしましたが、無責任な対応だと感じました。もっと勘ぐると、全成分を記載する必要がないから雑貨として販売しているのではないかと思ってしまったくらいです。

雑貨扱いがダメであるという話ではありません。化粧品なのか、雑貨なのかを確認しつつ、成分表を見る習慣は身につけておくとより安心できます。

そして、最近注目されている腟内美容液は、医療機器登録の確認をしてください。製造過程のクリアさにも関係してくるのですが、腟内の施術は医療行為です。だからこそ、セルフケアとして取り入れられるアイテムである腟内美容液が、医療レベルで製造されているかどうかはとても重要。確認できる方法のひとつが、医療機器登録です。登録されている場合は、パッケージに記載されています。

とはいえ、腟内美容液で医療機器登録をしているブランドはとても少ないです。そのことを理解したうえで、取り入れるかどうかを判断することも大切かと思います。

今の自分に必要なものを取り入れる


導入にも書いたように、フェムケアは健康習慣だと思っています。ですが、よかれと思って取り入れたセルフケアが、健康を害することにつながる可能性もあります。そうならないために、“自分と合うかかりつけ医”と“信頼できるフェムケアアイテム”が必要です。

かかりつけ医がいたら、何かあったときに相談しやすい環境作りにつながりますし、そのアイテムを安心して取り入れるためには、自分で判断して選ぶことが大事。「推しが紹介していたから」「今流行っているから」で取り入れるのもひとつの選択肢ではありますが、その場合でも今の自分に必要かを見極めることで、よりよい健康習慣を身につけることにつながると思います。

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