真の成功者とは、物質的な成功や名声を手にすることではない
人生の前半は『自分を忘れる』時期
私は急性期の医療従事者だったので、看取りをたくさん経験しました。
20才の時に母を看取ったこともあり、若い頃から嫌でも「死」に向き合うことになりました。
若い頃の私は、死とは "未知の恐ろしいもので、何とか回避すべきもの"、だと捉えていました。
ですが、身近にあった死に向き合うことで、私の中にさまざまな疑問が芽生えていきました。
「なぜ人は死ぬのだろう?」
「人は死んだらどうなるのだろう?」
「人生で成し遂げたことは消えてしまうのだろうか?」
こうした疑問を持つうちに、必然的に『生きること』についての探求心が芽生えるようになりました。
私はすでに人生の半分は生き終えていますが(笑)、だからこそ、今までの人生経験のすべてが、『本当の自分を思い出す』ための "必然であった" ことが理解できるようになりました。
人生の後半は「自分を思い出す」時期
この世に生を受けて生まれた魂は、
「いったん自分を忘れて、この人生で「自分が経験したいスペースを生み出す場」を造り出します。
「ない状態」を知らなければ、それが「ある状態」を経験することはできません。
なので、
若いときは、「自分が本当に望んでいること、知りたいことが欠乏した状態」を人生で経験することになります。
それが不足したことで、どんな自分になれなかったのか?
誰かと自分を比べて、自分に不足したものを探す必要なありません。
だって、その人と自分とでは人生の計画がまったく異なるからです。
誰かと比べて不足しているもの、ではなくて。
自分の前半の人生で、不足して苦しんだことは何か?」に気付くことが とても大切です。
そしてさらに重要なことは、
『それが欠乏していたことで、どんな自分になれなかったのか?』に気付くことだと思います。
欠乏したモノを創造し、実践者として生きる
私は父親不在の家庭で育ち、母を病気で早くに亡くしています。
前半の人生で私に 決定的に 不足していたと感じていたもの は、
愛情と信頼を与えて支えてくれる家族の存在
自分らしく安心して過ごせる居場所
楽しく元気に人生を全うするための具体的な手法
です。
なので、人生の後半は、
私が "それらを創りだして、その在り方そのもの" として生きることが、重要な私の魂の計画の一部であると気付きました。
自分を無条件に愛することを学び、日々実践する
自分に安心できる居場所を与える
自分自身と他者を尊重し信頼を与える
自分が自分の支えになり、他者が望んだ時は惜しみなくサポートを与える
自分が支えられない時は、素直に周りにサポートをお願いする
裏表のない親密な家族関係を築く
からだからのメッセージを丁寧に聴いて元気に楽しく生きる
これらの在り方を実践して今を生きることが、私らしい生き方だと信じています。
真の成功者とは?
私が考える「真の成功者」とは、
その人が真に望む在り方に気付き、その在り方の体現者となった人
だと思っています。
今日も お付き合いいただきまして、どうもありがとうございました(^^)/
Live Heaven on Earth ♪
Seiko
※ 写真は、3才の孫が庭でつんだ花を生けたバードフィーダー♪