お線香#とは
私にとって、お線香は小さな頃から身近な存在でした。仏壇を持った家だったので、朝夕のご飯をあげる時に、お線香をたいていました。
小さい頃からその香りが大好きで、違うお家に行って仏壇があるとお線香をあげるというほどでした。また、近所に墓場があるので、お彼岸、お盆となると煙の香りが窓から漂ってくるので、その時期は喜んで窓を開けてました。
なぜそこまで好きなのかというと、小さな頃は身近な香りで安心するからかな…と思いますが、今はなんだか違います。煙に包まれた時小さな頃を思い出し、お線香の香りがするおばあちゃんに抱きしめられる感じがするのです。ゆっくりとした煙が揺られながら登っていく。今の私はこうだよ!おばあちゃん、空ではどう?元気かなぁとの報告手段にもなっている気がします。
もう一度でもいいから、おばあちゃんに会いたい!そんな時に、そっと香ってくれる。優しい存在。それが私にとってのお線香です。