広東語メモ:店内かテイクアウトか
ファミレスのように座って食べるのが基本の飲食店ではなく、ファストフードや、あるいはイートインができる小さな飲食店などでは、店内で食べるかテイクアウトかを聞かれることがあります。聞かれる前に自分から言ってももちろんかまいません……。
市販やネットの会話集などに出ていると思いますが、
店内で食べることを
「喺度食 hai2-dou6 sik6」
またテイクアウトすることを
「拎走 ling1-zau2」
といいます。
店内の場合、同じく「ここで」を意味する〈喺呢度 hai2 ni1-dou6〉を使うのはだめなのか、という疑問もありますが、「喺度」で済むならこっちが簡単ですね。
店員が質問する場合は、たとえば
🗣️ 喺度食 hai2-dou6 sik6 定 ding6 拎走 ling1-zau2 ?
となります。
「定 ding6」は2つの選択肢をつなぐ「or」で、〈定係 ding6-hai6〉が本来の形です。「定」はその簡略形です。
前後どちらが先になるのかについては、そこまで気にしなかったのでわからないですが、2つの単語を覚えておけばどっちが先でもとくに問題はないでしょう。
答えは「喺度食 hai2-dou6 sik6」と「拎走 ling1-zau2」のどちらか一方をそのまま言えばいいようです。
質問への答えではなく、最初に自分から言うときは「我要 o5 yiu3」を頭に付ければ明確になるでしょう。
🧷発音メモ
語末の「-ik」の「i」はイとエの中間の音です。なので、sikはあまりはっきり「イk」といわず、「イk」と「エk」の中間くらいに発音すると、それっぽくなります。
🧷英字メモ
広東語の英字表記にはいくつか種類がありますが、上では〈粤拼〉という方式を使っています。上で使った英字のうち、他の主要な方式との違いはzです。
・教育学院拼音方案/常用字広州話読音表 z→ dz
・千島式 z→ zh