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行きつ戻りつ EPSON R-D1

最初にR-D1に触れたのは2007年頃で、友人が試用にと送ってくれたR-D1でズマロンの28ミリが付いていた。それからしばらくしてマップカメラでR-D1sを購入しているが、間も無く手放してしまった、2008年頃だったと思う。

長い間使ってきたM8を去年の暮れに手放してからは、M8とかR-D1が気になって仕方がない。そのわけは多分、難なく写ってしまうデジカメの日常に写真の面白さを少し感じなくなってしまったのかもしれない。

2004年登場のR-D1、2006年発売のLeica M8は共にレンジファインダー機で、センサーサイズはAPSーCとAPSーHという形でスタートした。それからのライカは第二世代のM9から35ミリフルサイズになり、現行のM10バリアントまで続いているが、エプソンの方はフルサイズになるという噂は何度もありながら、とうとう実現しないまま、最後はR-D1xGで終わっている。

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それにしても発売後15年以上、未だにマーケットでは人気が高く、価格も高めで推移しているというのはデジカメの世界では異例中の異例だろう。両機ともまだまだ愛好者は多いと思う。

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カメラのカタログというのはカメラを買って仕舞えば御用済みでポイと捨ててしまうものだが、このRーD1のカタログは大のお気に入りで大切にしている。特にこの表紙のデザインに魅かれ、じーっと見ているとRーD1の世界を覗けるような気がするから不思議だ。そしてまたRーD1が欲しくなる。

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R-D1はレンジファインダー機としては初のデジタルカメラ、M8もライカMタイプ最初のデジタルモデル、それぞれに完璧とは言えなかったにせよ、これほど長くユーザーを惹きつける理由は、やはりピュアなレンジファインダー機だったからではないだろうか。

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