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M9 ccd に心惹かれて

ライカデジタルMがM10になった頃から、すっかり出番の減ったM9Pは友人のところに行ってすでに6年、久しぶりにphotoshopで開いたM9の画像がすこぶる新鮮に見える。
渦中にあるときは判断が難しく、つい波に乗り遅れまいという気分に押されて前に進むけれど、少し時間が経ってみれば、私のような凡人は悔い改めることの繰り返しで終わりがない。


LEICA M9-P Summilux-M 50mm f1.4


M8は1000万画素でスタート、M9で1800万、240から2400万画素、M10でも引き続き2400万、このあたりで少し落ち着くのかなと思ったこの10年間だったがそのライカもM11では一気に6000万画素、それどうするの?と正直思うけれど、私には2400万画素でも十分過ぎる。


LEICA M9-P Apo Summicron-M 75mm f2.0

CCDセンサーはM8とM9で終わり、その色味はM9でやや彩度が上がったかなという印象だったが、CMOSの240ではそれがさらに強まり、ライカと国産機の色は少し詰まったように思えた。少し大人しくなったM10の色は引き戻しが効いたのか。同じ10系でも10Rの色はそれまでの10系とは少し異なり、10系では一番好ましいと個人的には思う。


LEICA M9-P Summilux-M 35mm ASPH f1.4



LEICA M9-P Summilux-M 35mm ASPH f1.4


が、久しぶりに眺めるM9-PCCD画像を前にしてはそれもこれもどうでもよくて、一気に駆け戻ってしまいたい願望だけがわたしを揺する。
いつもはLRでする現像を、photoshopでいい加減にやってみても、スライダーが気持ちよく収まる、そして愉しい。さて私はどうしたらいいんでしょうかと、どこかで聞いたような呟きで自問する。



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