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【尾松亮】廃炉の流儀

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おまつ・りょう 1978年生まれ。東大大学院人文社会系研究科修士課程修了。文科省長期留学生派遣制度でモスクワ大大学院留学。その後は通信社、シンクタンクでロシア・CIS地域、北東ア…
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記事一覧

【尾松亮】「前進」強調のためのデブリ取り出し着手|廃炉の流儀 連載54

 9月10日、東京電力福島第一原発で事故により溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の「試験的な取…

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【尾松亮】燃料デブリは放射性廃棄物ではない?(下)|廃炉の流儀 連載53

 福島第一原発事故で原子炉内外に広がった溶融燃料(いわゆる「燃料デブリ」)。これは「放射…

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【尾松亮】燃料デブリは放射性廃棄物ではない?(上)|廃炉の流儀 連載52

 福島第一原発では原子炉内外に広がった溶融燃料(いわゆる「燃料デブリ」)の取り出しが最難…

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【尾松亮】IAEAの安全レビューは利益相反|廃炉の流儀 連載51

 汚染水海洋放出に対して国際原子力機関(IAEA)がお墨付きを与える立場で出した包括報告…

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【尾松亮】IAEAのずさんな視察|廃炉の流儀 連載50

 国際原子力機関(IAEA)は1月30日、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の安全性に関…

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【尾松亮】NHKは誤報を正すべき|廃炉の流儀 連載49

 3月16日放送のNHKスペシャル「廃炉への道2024 瀬戸際の計画 未来はどこに」の中に…

【尾松亮】「廃炉の最終形は地元で決める」の危険性|廃炉の流儀 連載48

 繰り返し本連載で指摘してきたことだが、福島第一原発の廃炉完了要件を定めた法律は存在しない。東京電力はHPで次のように説明する。  《「廃炉」の最終的な姿について、いつまでに、どのような状態にしていくかについては、地元の方々をはじめとする関係者の皆さまや国、関係機関等と相談させて頂きながら、検討を進めていくことになると考えています》(東京電力「もっと知りたい廃炉のこと」)  地元などの関係者と相談しながら「どこまでで作業をやめるのか」落とし所を探るというのだ。つまり東電や

太平洋でも汚染水海洋放出「規制条約」を定めるべき|【尾松亮】廃炉の流儀 連載47

 1月30日、国際原子力機関(IAEA)は福島第一原発の汚染水海洋放出後初めてのレビュー報…

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「燃料デブリ880㌧」の嘘|【尾松亮】廃炉の流儀 連載46

 福島第一原発の事故で溶け落ちた核燃料と内部の構造物が混じり合った「核燃料デブリ」は、1…

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私たちは法的な抵抗を十分にやってきたか|【尾松亮】廃炉の流儀 連載45

 昨年8月24日、福島第一原発からの処理後汚染水の海洋放出が始まった。「漁業関係者を含む関…

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汚染ゼロを目指す条約の知恵⑦|【尾松亮】廃炉の流儀 連載44

 OSPAR条約(1998年発効)は、放射性廃棄物の海洋放出ゼロを目指し、問題となる放射…

月刊 政経東北
10か月前
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汚染ゼロを目指す条約の知恵⑥|【尾松亮】廃炉の流儀 連載43

 英国北西部セラフィールドで1994年に核燃料再処理工場が運転を開始して以降、海洋汚染の…

月刊 政経東北
11か月前
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汚染ゼロを目指す条約の知恵⑤|【尾松亮】廃炉の流儀 連載42

 英国北西部セラフィールドで1994年に核燃料再処理工場が運転を開始して以降、海洋汚染の…

処理水放出「国際基準に合致」は嘘だ|【尾松亮】廃炉の流儀 連載40

 「福島第一原発の処理水の安全性について検証を行ってきたIAEA =国際原子力機関のグロッシ事務局長は会見で、『国際的な基準に準拠している』と述べました」(2023年7月4日TBS)とのことだが。  これは嘘だ。この「包括報告書」の中でIAEA自身が、安全基準の一つである「正当化(Justification)」について評価を放棄したことを認めている。該当箇所を訳出する。  「ALPS処理水の海洋放出について対応する国際安全基準への適合性を評価するように日本政府からIAEA