日々の診療お疲れさまです。TROT(トロット)です。
昨日に引き続き足関節の底屈制限の第4弾として脂肪組織性拘縮についてまとめていきます。
本日もこの 足関節拘縮の運動療法 より抜粋引用させていただきたいと思います。
足関節前方脂肪組織の評価と運動療法
⑴脂肪組織の運動性
・足関節前方には関節包内外に脂肪組織が存在する
・脂肪組織の役割は以下の2点
・足関節前方に存在する脂肪組織を2つに分けて説明する
①矢状面での脂肪組織の運動性(エコー長軸像)
・足関節前方脂肪組織の動態を下腿遠位部から距腿関節前方部より観察している
(ランドマークはTA、EHL、第3腓骨筋)
②横断面での脂肪組織の運動性(エコー短軸像)
ⅰ)足関節底背屈運動と脂肪組織
・足関節前方脂肪組織の動態を下腿遠位部前方と距腿関節前方より観察している
ⅱ)足趾屈曲伸展運動と脂肪組織
・足趾の運動が前方脂肪組織に与える影響についてエコー短軸像にて下腿遠位部前方と距腿関節前方より観察する
⒈下腿遠位部前方より観察
⒉距腿関節前方より観察
・足趾の屈曲自動運動(足関節の底屈又は背屈位)を行わせると、
・足趾の伸展自動運動(足関節の底屈又は背屈位)を行わせると
・足趾屈伸自動運動時における脂肪組織の運動性は足関節の底屈位に比べ、背屈位の方が大きく運動する
⑵脂肪組織の評価
⑶脂肪組織の運動療法
①脂肪組織の引き出し療法
②脂肪組織の徒手療法
・包内外にある脂肪組織を徒手的に動かして柔軟性の改善を図る
・下腿遠位部前方から距腿関節前方に位置する脂肪組織が徒手操作の対象となる
・距腿関節の裂隙を目安にその近位にある下腿遠位部と距腿関節の位置を確認し内外よりくり返し操作を行う
今日はこの辺で!