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離婚と失業

日本では、2020年に19万3253組のカップルが離婚をしました。
そして現状、日本では3組に1組が離婚をするとまで言われています。

では、なぜ離婚をしてしまうのか、どうしたら離婚を防ぐことができるのかを考えていきたいと思います。


離婚の原因は?

考えられる原因は?

まず、離婚をする人たちが、なぜ離婚をしているのかを考えて見ましょう。

多くの調査では、以下のような原因が挙げられています。
1. 性格の不一致
2. 配偶者の不倫
3. 家庭内暴力

『不倫』などは、ドキッとした方もいたのではないですか?

しかし、性格の問題や、旦那の女性関係などは他人が口出しできる問題でもないですし、解決のしようもありません。

さらに、口では性格の不一致とかなんとか言ってはいても、それは本当に原因なのでしょうか?

例えば、ご自身の旦那が年に1億円の収入があったとしましょう。
この時、旦那が多少嫌味っぽうい性格だとか、家事をやらないとか、街で出会った人と不倫をしたとか、そんなことがあったとしましょう。
許せませんか?

私なら許せると思います。
正直言って、年収1億も稼ぐような旦那なら多少のことなら我慢できそうに感じます。

だから、もう少しデータを根拠に離婚の原因を探ってみたいと思います。

実は、仕事がないと離婚する?

皆さんは、よく離婚してそうな都道府県が思い浮かびますか?

e-Statより

上の図を見てください。
上の図は、2020年の都道府県別離婚率をグラフにしたものです。
これによると、沖縄県は突出して離婚率が高いことがわかると思います。

ここで、これと同じような傾向を持つグラフを私は知っていました。
それを以下に示します。


e-Statより

上記のグラフは、2020年の都道府県別の完全失業率を示したものです。
二つのグラフを比べてみてください。
似ているように感じませんか?

つまり、失業率と離婚率には一定の相関があるのではないかと考えることができるのです。
ここで、もう少ししっかりと検証してみましょう。
今の段階では、私が視覚的に相関いただけで、まだ根拠にはなりません。

回帰分析をしてみる

e-Statより筆者作成

上記が回帰分析の結果です。
これによれば、失業率が上がるほど離婚率が上がっていることがわかります。
つまり、離婚の原因の一つとして、失業の問題、お金の問題があるということがわかるのです。
旦那がしっかり働いていれば、防ぐことのできる離婚もあるはずです。

また、これは余談で統計的な話ですが、

回帰分析の結果

t値などを見ても、失業率と離婚率の間には関連があるだろうということがわかるのです。

まとめ

今回は、離婚率について失業率による予測を立ててみました。
これによって、失業率が多いと離婚率は上がるということがわかったわけです。
性格や不倫問題などは、外部の人には解決の仕様がないことですが、失業率であれば、政府の力で幾分か解決していくことは可能でしょう。
離婚を減らすためには、失業を減らすことが重要です。
岸田総理ファイト!!

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