積極的中立性の難しさ
こんにちは!
今日は、"中立"について考えていこうと思います。
政治との接点を強く持ち始めた事はある政党の活動に参加したことがきっかけです。
政党の看板のもとで若い人を集め、政治に興味・関心を持ってもらう場を作る。
確かに、若者の政治参加としてはいい機会になってると思います。
しかし、政党の活動をしていく中である1つの課題を感じました。
政治への無関心が問題として上がっている中で、無関心な人がいきなり政党を応援するのってハードルが高くない?という事です。
若い層にアプローチして、若者を集めて、支持してもらう事は各政党がすべきことだとは思います。
しかし、その政党の元に若い人を集めるという事は、色々な議論の結論はその政党の考えに近いものにならなければいけないという現状があると思います。
そんな中で、無関心でどこの党を応援してるとかはないけど、政治や社会課題について考えられる場があればいいのにと考えていました。
しかし、「中立でいること=政治に触れないこと」になってしまっています。
その現状を消極的中立性と捉え、積極的中立性を目指していく。これが政経百科の方針です。
積極的中立性とは、両論併記・多角的な視点を示すことだと考えています。
1つの結論に集約するのではなく、あくまで個人個人が考えて、その結論はそれぞれ違ってもいい。
それぞれが違う結論に至ってもいいし、考え方が変わってもいい。
そんな多様な議論を行うために、場所を提供する私たちは積極的に発信をしながらも、中立性にシビアにならなければなりません。
正直、綱渡りのように、立ち位置をなんとか維持していると感じることも少なくありません。
だからこそ、政経百科が必要なんだと思います。
メディアとして、組織として、あくまで中立的な立場を維持する。
中立的で、意見の違いを否定し合うのではなく議論が出来る場所を作ることが政経百科のミッションです。
無関心から、関心を持つ。
関心を持って、情報を知る。
情報を知って、考える。
考えて、自分の意見を持つ。
自分の意見を持って、議論をしてみる。
議論をして、もう一度自分の意見を考えてみる。
自分の意見を発信してみる。
それが出来る場所作り。
その先に、色んな意見を発信してくれる人が生まれてきて、色んな人が関心を持つようになる社会を目指しています。
積極的に発信をしながら、綱渡りのように中立的な立場を、場所を、守り続ける。
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