クッシング症候群の原因と症状、もし治療を放置していると…
クッシング症候群の原因
クッシング症候群は、副腎という臓器から分泌されるコルチゾールの作用が過剰となってしまうことで、特徴的な身体徴候を示す疾患です。
クッシング症候群はその原因によって、大きく3種類に分類されます。
ひとつ目は副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)と呼ばれる副腎からのコルチゾール分泌を促すホルモンが過剰となることにより、血中のコルチゾール濃度が上がるACTH依存性クッシングです。
ふたつ目はこの副腎皮質刺激ホルモンとは無関係に、副腎そのものに腫瘍をはじめとした異常を持ち、コルチゾール分泌が過剰となる副腎性クッシング(ACTH非依存性クッシング)です。
最後の三つ目は薬剤性クッシングと呼ばれ、別の疾患治療目的に使用されたステロイド薬などが原因となって、血中コルチゾール濃度が過剰となってしまうものです。
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