知らなきゃ怖い咽頭がんの原因と症状・検査・治療方法
咽頭がんの原因
原因はそれぞれの部位で異なります。
上咽頭がんは日本では稀であり、台湾や中国南東部、東南アジアで多くみられる癌です。
これらの地方で伝統的な塩蔵魚という食べ物や、EBウイルスによってリスクが高まるといわれています。
中咽頭がん・下咽頭がんは、喫煙や飲酒が原因とされています。
たばこには、おおよそ70種類の発がん物質が含まれており喫煙することで煙が肺に到達し血液によって全身へ運ばれます。
咽頭はたばこの煙が直接当たるので、さらに発がんリスクは高まります。
飲酒は少量であれば問題ありませんが、過度な飲酒は発がんを高めることがわかっています。
また、中咽頭・下咽頭は食べ物の通り道であり、飲んだ酒が直接通る場所です。
過度な飲酒と喫煙が重複することより、さらにがんのリスクが高まることもわかっています。
このため日本では、咽頭がんにかかる人は男性が圧倒的に多く、年齢は50~60歳代に多いといわれています。