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ベランダでもOK!ジャガイモの袋栽培に挑戦しよう!【日本生活環境支援協会】

カレーや肉じゃが、ポテトサラダ…食卓に欠かせないジャガイモは、畑がなくてもベランダ栽培ができる植物です。小さなベランダで土袋でも十分収穫できちゃいます!袋栽培の方法や、スーパーなどではあまり流通していない、美味しい品種も合わせてご紹介します。

ジャガイモの袋栽培


用意するもの
ジャガイモ専用培養土・野菜の培養土
種イモ

種イモの準備
1個あたり60g程度の小さな種イモであればそのまま植えられます。それ以上の大きな種イモは縦に切っておきます。先端についた芽が優勢なので切り分けるときにそれぞれに残るように切りましょう。切った面に草木灰をまぶして、腐敗を防ぎます。

土の準備
土15Lに対して種イモ1個の量が適切です。土ぶくろを縦に置き、袋の上部を切って袋の口を大きく開けます袋の下から10cm程度の高さまで、きりなどで水抜き穴をまんべんなく開けておきましょう。(40個ぐらい)大きくなったら土を足す、「増し土」をするので、別の容器に半分ぐらい土を取り分けて置いておきます。

植えつけ
5~8cmほどの深さの植穴をあけて種イモを置き、覆土します。切った種イモの断面を上に向ける逆さ植えがいいという本もありますが、どの向きに植えても芽は上に向いて伸びるので、さほどに気にしなくても大丈夫です。

芽かき
茎が増えて、地上部の生育に栄養を使いすぎないように「芽かき」をします。成長のよい芽をのこして、他の芽は手で取りましょう。

土寄せ・肥料
浅い所にできた芋が、日光に当たらないよう、最初によけておいた土を半量株元に足します。ジャガイモは日光に当たると、食中毒の原因になる有毒成分が生まれるためです。土寄せは植えつけ後2~3週間後と、花芽が付き始める頃に行いましょう。土寄せのタイミングで、野菜用の緩効性肥料を与えます。

収穫時期
花が咲いて2週間ほど経つと、株の下の方の葉が黄色く変色してくるので、それを目安に収穫します。

家庭菜園にオススメの品種


キタアカリ
スーパーでも見かける定番品種で、収穫時期が早めの早生です。
とうや
ねっとりとした濃厚な甘みが特徴です。
インカのめざめ
ジャガイモのイメージが変わる濃厚な味わいで、小粒です。
ピルカ
きめ細かい実質で煮崩れしにくいジャガイモです。
スノーマーチ
寒地向きの品種で、低温で保存する間に甘みが増す特徴があります・
シャドークイーン
中身まで紫色のジャガイモで、アントシアニンが豊富です。
あかね風
収量が多い赤い皮の品種で、葉も赤くなります。
デストロイヤー
コクのある甘味が特徴の新品種です。

まとめ


プランターさえいらない袋栽培は、コンパクトなお庭やベランダ栽培にぴったりでした。店頭では、まだ見かけることが少ないレアな品種を育てられるのも家庭菜園の楽しみの一つです。2月下旬から3月はジャガイモ植えつけの適期!コンパクトに家庭菜園を始めてみませんか?

日本生活環境支援協会にはベランダ菜園士の資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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