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猫が毛玉を吐くのはなぜ?猫のお腹にどうして毛玉があるの?【日本生活環境支援協会】
日本生活環境支援協会です!猫は、自分の体を自分で綺麗にする毛づくろいが大好きで暇さえあればやっているという印象ですよね。起きている時間の30~50%を毛づくろいに費やしているとも言われています。
猫の舌にはザラザラした突起がついており、自分の体を舐めることで毛を飲み込んでしまっています。そのときに飲み込んだ毛は消化できないものなので胃の中に溜まっていくという仕組みになっています。
猫はなぜ毛玉を吐くの?(日本生活環境支援協会調べ)
胃の中に溜まった毛玉がうんちと一緒に排泄されれば問題ないのですが、それができずに吐くという行動にうつすことが多いです。
子猫の場合、抜ける毛が少ないためほとんど吐くことがないですが、毛の量が増える成猫になると毛玉を吐くことが多く見られるようになります。
長毛種の場合、毛の長さも関係してくるため、毛玉を吐く回数が多いと言われています。
毛玉を吐く回数を減らす方法:毛玉を吐く回数を減らすためには3つ方法を試して
・定期的なブラッシング
一番有効的な方法としては定期的なブラッシングで、飲み込む毛の量を減らしてあげましょう。換毛期は特に抜け毛が増えるため、ブラッシングの回数も増やすようにしてください。
・毛玉ケアのフードを与える
猫のフードには「毛玉ケア」「ヘアボーンコントロール」と書かれたフードが販売されています。これらのフードには食物繊維が多く含まれているため、うんちと一緒に毛の排泄を促してくれます。
・毛玉除去ジェルや猫草を食べさせる
毛玉除去ジェルはお腹で吸収されないため、うんちと毛の排泄を促してくれます。食事に混ぜたり、そのままおやつとしても与えることができるでしょう。
また、猫草は毛玉吐きの回数を減らすというよりは、お腹に溜まらないように小まめに吐かせる方法です。猫草は先端が尖っており、毛を飲み込んだ猫の胃を刺激し、嘔吐を促してくれます。
毛玉がお腹の中に溜まりすぎると腸に詰まってしまうことがあります。これを「毛球症」と言いますが、最悪の場合は、手術をしなければいけないことも。そうならないために、腸に詰まってしまわないよう吐かせる回数を増やすという方法もあるのです。