「なんでもない自分」にキャッチコピーをつけるとしたら
こんにちは!
言葉をつむぐ人mariです。
今回のテーマは「自分とは何者なのか?」という質問へのアンサーソング。
「○○ちゃんのママ」でもなく
「~~さんの奥さん」でもなく
「△△会社で働いている」でもなく
「ただの私」のまま、社会に属していたい。
教員を辞めてから、その思いがだんだん強くなっていくのを感じていました。
そのためには「なんでもない私」を分かりやすく説明する「言葉」がやっぱり必要。
そんな思いから生まれた「なんでもない私」にキャッチコピーをつける方法を、お伝えしていきたいと思います!
「わたし、こんなことができます!」って公言するのは苦手
自分について説明をするとき
・「○○が得意」
・「~ができる」
という言い方をするのが、すごく恥ずかしい感じがしてしまうのは、私だけでしょうか?
そんな言い方をすると、
「私なんかよりもうまくできる人は他にもたくさんいるのに…」
という気持ちになってしまい、堂々と自己紹介ができませんでした。
しかも「得意」とか「できる」って人によって受け取り方のあんばいが違うし、だからといって、他の人も普通にできることを言っても「?」になってしまう。
そんなこんなで、自分のことを説明するのは、めちゃめちゃ苦手だったんです。
結局べんりな肩書に頼ってしまう
「ママ」だとか「妻」だとか「~の仕事をしている」
という「肩書」は、そのでき具合がどうであれ、その属性であるということはまぎれもない「事実」なので、すごく便利だったんです。
使う方も気が楽だし、一般的なイメージがすでにあるから、受け取る方も分かりやすい。
「私は、ママです。」
って言うだけで、私に対するおおむねの情報は予想しうるわけです。
だったら今だって「ライターです」って言えばいいじゃないかという話なんですけど…(笑)
でも「ライター」と一口に言っても、ジャンルがすごいたくさんある。
・新聞やweb雑誌など、どんな媒体で書いているのか?
・観光記事、まとめ記事、HPの文面など、何を書いているのか?
ただの「ライター」だけだと、何をしている人なのかよく分からないことが多いんですよね。
だからもう少し、私の個性がにじみでた肩書がほしい!(わがまま)
という思いで考え出したのが、
「好き」と「事実」をかけ合わせる
という方法だったのです。
「好き」と「事実」をかけ合わせると「自分」を説明しやすくなる
私の場合、ライターをやっているというのは「事実」の部分。
でもそれだけだと、他のライターさんとの違いはまったくなくなってしまう。
しかもフリーランスのため「○○出版社のライターです。」と言えるような所属先がないので、なおさら。
だからこそ私のオリジナリティが一発で分かるような何かがほしい。
でもそこに「~が得意です!」「…ができます!」と言いきってしまうのは怖すぎる。
(言い切れないのも問題かもですが…)
そこで登場するのが「誰とも比べようのない事実」。
つまり私のなかの「好き」という気持ちなわけです。
・何が好きなのか
・どんなところが好きなのか
・なぜ好きになったのか
・どれくらい好きなのか
など「好き」という感情には奥深い背景が隠れているので、その深度は他の人と比べようがありません。
そして「好き」という気持ちは、だれにも否定されようがない。
(だって好きなんだもの!)
これを先ほどあげた、何かをしているという「事実」にくっつけると…
なんとまぁ、自分特有の肩書ができあがってきちゃうんです!
その「肩書」のどんなところが好きなのか?
そうすると、次に考えなくちゃいけないのが
その「肩書」のどんなところが好きなのか?
ということ。
私がライターをしていて「楽しい~!」と感じるのは
→自分が感じた「おもしろい」をテンポのよい文章で表現できたとき
なんです。
題材はなんでもいい。
・素敵な景色でも
・おいしいレストランでも
・出会った人たちの想いでも
私の五感が揺り動かされたとき、それを誰かに伝えたくなる。そのために、文をめちゃくちゃ書きたくなる。
文にすることで、この感動を伝えることができる。
だから私はライターという仕事が好きなんだと。
この思いを一言で表現できる言葉を考えて生まれたのが
「つなげるライター」という私だけの肩書。
これを一つもっていると、
「あなたいったい何者なんですか?」と聞かれたときに
(そんな失礼な聞き方は多分されないと思うけど)
「わたし、こういう人間です!」
って、仕事や役割という「事実」だけじゃなく
私という人間性の部分を伝えられる。
そしてそれ以上に
自分が何を軸にこの仕事をしているのか、自分自身が迷わなくなる。
そんな嬉しい効果もあるような気がします。
この肩書は、仕事以外にももちろん使えて。
ママでも妻でも、その役割の何が好きかを深堀りすることで、自分という人間の解像度がぐんと上がる気がするんです。
・「子供以上に虫とりが好き」な「ママ」
・「夫と一緒に映画を観るのが何よりも楽しみ」な「妻」
私の場合、こんな感じ。
ただ「ママ」や「妻」という役割だけでなく「米倉真理」の個性が感じられるような気がします。
せっかく誰とも違う「わたし」という人間に生まれたのだから
自分自身のオリジナリティをもっと自覚して生きていっていいと思うんです。
どんな属性をもっていたとしても「私にしかないもの」って絶対あるはずだから。
それを見つけて、誰にでも分かる「言葉」として再現する。
それも言葉のおもしろさだなぁと感じます。
これを読んでくださった方も、すてきな「キャッチコピー」を考えたら、ぜひコメントで教えてくれると嬉しいです!
それではまた次回、「オモシロイ」とあなたをつなげる発信していきますので、ぜひ楽しみにしていてください♪
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最後までお読みいただきありがとうございます。
誰よりも【心】について思いをよせるmariが
複雑怪奇で形のない【心】について
正面から、横から、ななめから
ためつすがめつしながら考察していくページです。
私が【心】と向き合う日々が
読者の皆さまにそっと寄りそい
ときにははたと立ち止まって考える
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mari【言葉をつむぐ人】
・36歳、3児の母
・13年間の教員生活ののち、自分らしい人生を求めてフリーランスに転向
・現在はライター、モデル、ソウルフル数秘術®プラクティショナーとして多方面に活躍
・幼少期から生きづらさを感じていたことをきっかけに、心について学び、深く考察する日々を重ねる
・好きな哲学者は老子、好きな言葉は「無為自然」