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生活日記24

久々に長いストーリー漫画を描いている。
『魔境の女』だ。「滅亡王国」というシリーズの三作目だ。
めちゃくちゃに長い。やんなっちゃう。
やんなっちゃうので、noteに時々ちょっとずつ上げて自分のモチベーションを上げていく事にした。
全部描けたらコミティアで出す本にするつもりだ。

4コマばかり描いているが、ストーリー漫画のプロットも実は沢山ある。
だがだがだが、なんせ体力が無い。4コマしかない4コマですらひーひー描いているのに。画面一杯に絵を描かなければならないストーリー漫画のハードルは非常に高い。でもどうしても描きたいものが沢山ある。
だから徐々に、ゆっくりと徐々に描いていく事にした。

『魔境の女』は主に3人の「女」の話だ。例の女官長、例の姫君、そしてもう一人出てくるわけだが、多分3話目くらいで出てくると思う。3人目は描いてて凄くしんどいキャラだが、このキャラを描きたいが為に「滅亡王国」を考えたのではないか、というくらいのメインキャラだ。早く出したい。

今のところ全10話のシリーズで、ほとんどの筋書きが決まっている。だが、全部描けるかは分からない。私の体力と相談だ。

本編を読んでいて気付くと思うが、私は政治的な人間だ。まあ、「私は政治に言及しない」という選択も非常に政治的な事だし、この世に政治的でない人間はいないと思ってるが・・・・・・

先日台湾で婚姻の平等が認められ、とても嬉しく思った。私自身は一生結婚しないし、結婚制度自体どうなのと思ってる人間だが、選択が平等に出来るようになるのは良い事じゃないかと今のところは考えている。
同時にふと、私はもうこの国にいなくてもいいな、とも思い出した。漠然とずっと国から逃げ出したいと思っていたが、語学に自信がないとかお金がないとか病院とか薬とかはどうするのとか色々理由を見つけては諦めていたが、もういいや、そのうち出て行こう、という気持ちになった。
出て行く先はもう決まっている。後は準備するだけだ。何年もかかるかもしれないが、準備する。いつかで、いいんだ、いつかで。
この国をよくする為に私はどうしたらいいかをずっと考えてきたし、これからも変わらず考えていく。でも、私は私で幸せになりたい。
いつか国を出て行こう、台湾の変化にそう思った。

『魔女の災厄』は国を捨てる話だ。『逢魔時』は滅びゆく国で共に滅びる運命を捨てる話だ。『魔境の女』は曖昧に言えば、愛の似た執着を捨てる話になっている予定だ。「滅亡王国」は全て大体何かを捨てていく話になっている。
何を捨てたら自由になれるのか、幸せになるには何を変えたらいいのか、最後に残る大事なものは何か、そういうものを描きたいと思っているシリーズだ。本当に全部描けるかは分からないんだけど、マジで・・・・・・

毎日絶望している。『魔境の女』はそういう人々の話だ。
私も毎日「もうやんなっちゃうわ」くらいの気持ちではいる。
「魔境」に生きる人に少しでも届けばいいなと思って描いている。
なんとか描き進めていきたい。

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