19/12/08 メゾン・ド・十三B
クリスマスシーズンは僕にとって退屈で、外に出ると否応なしに目に入ってくる赤いリボンや緑のツリーが忌々しく、仕方なく部屋に籠って大掃除をする事にした。まずは風呂場から。もはやスープ状と化した誰かの死体をバケツですくって片付けよう。
こいつが誰なのかはよく知らない。テキトーに出会い系アプリで探して駅で待ち合わせてお互い金欠だったから僕の家でセックスする事になり、朝遅く起きたら既に彼は湯船に沈み死んでいた。
全く勝手な奴である。人の家の風呂を勝手に使って勝手に死ぬとは。いい迷惑で