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【私の雑学口座 B】 250110 忘却曲線を振り返る


忘却曲線
は、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱したもので、時間の経過とともに記憶がどのように忘れられていくかを示したグラフです。エビングハウスは、無意味な音節(例:WEK、TIG、QOM)を記憶し、その記憶が時間とともにどのように減少するかを実験しました

エビングハウスの忘却曲線の特徴

  1. 急激な忘却: 記憶した直後から急速に忘れ始め、20分後には約42%を忘れてしまうと言われています

  2. 緩やかな減少: その後の忘却速度は徐々に緩やかになり、1日後には約66%、1週間後には約75%を忘れるとされています

  3. 節約率: エビングハウスの実験では、再度覚え直すのにかかる時間の「節約率」を測定しました。例えば、最初に10分かかった記憶が、再度覚え直すのに6分で済む場合、節約率は40%となります

忘却曲線の活用法

  1. 定期的な復習: 忘却曲線に基づいて、定期的に復習することで記憶の定着を図ることができます。例えば、24時間以内、1週間後、1ヶ月後に復習するのが効果的です

  2. アウトプット: 覚えたことを人に説明したり、実際に使ってみることで記憶が強化されます

  3. ストーリー化: 覚える内容をストーリーとして関連付けることで、記憶に残りやすくなります

エビングハウスの忘却曲線を理解し、効果的な学習方法を取り入れることで、記憶の定着をより良くすることができます。


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