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【インフォ】 チベットで見つけた未来

と言っても、日本の話です。
山々に囲まれ「四国のチベット」と呼ばれるほど自然豊かな徳島県那賀町木頭地区。
この人口1,000人の村に「未来コンビニ」という名前の興味深いコンビニが誕生したと知り、行ってきました。

徳島市内から高知方面に車を走らせること2時間、途中「本当にあるの?」と不安になるような山深い集落に、「未来コンビニ」を冠する建物が燦然と現れたときには、感動すら覚えました。

知らずに通りかかった人も「ん?ちょっと寄ってみるか」と思わせるような、近未来的でスタイリッシュなデザイン。
それでいて、村の風景に違和感なく馴染んでいます。

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中に入ってみましょう。
開放感のあるスペースに、おにぎりやお弁当、パンや飲み物などが並んでいます。
地元の人も買い物が助かることでしょう。

それだけはありません。
ドレッシングや缶詰、スイーツ、石鹸など、地元の特産品「木頭ゆず」を使った商品も充実。
奥にはカフェスペースもあり、これまた木頭ゆずを使ったオリジナルメニューを揃えています。
なるほど、建物の黄色い柱は、ゆずをイメージしていたのですね。
お土産を買うには最適な場所とあって、遠方からも人を引きつけます。
実際、ツーリングの途中でしょうか、バイクを停めたお兄さんが、カフェでソフトクリームを楽しみながら休憩していました。

「地元の人の笑顔のために」も大事なコンセプトの一つ。
スタッフが、お客さん一人ひとりによく声をかけているのが印象的でした。
「地元の人たちと繋がろう」「支えよう」という姿勢が伝わりました。
また、地元の子どもたちのために、様々なイベントを実施しているとのこと。
「未来コンビニ」の名前には、「いろいろな刺激を受けて、未来を紡ぐ人に育ってほしい」という木頭の子どもたちへの想いも込められていたのです。

「過疎化・高齢化」は、今や日本のあらゆる地域が抱える問題ではないでしょうか。

「地元の利便性を向上させながら、クリエイティブなコンテンツやイベントを通して、遠方からの人を引きつけ、地元の未来を担う子どもたちを育んでいく」

そんな問題解決への模範を示してくれているような気がしました。
小さな村のコンビニの大きなチャレンジを、応援したいと思います。

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