【中学生でも分かる】グローバルIP・プライベートIPってなに?
こんにちは!アメリカ・シリコンバレー在住のSeikaです😊
インターネットの世界で、私たちが普段何気なく使っているIPアドレス。
このIPアドレスは、実は2種類あります。
それが「グローバルIP」と「プライベートIP」です。
この二つはどう違うのでしょうか。
今回はこの違いについてまとめていきます。
(2023年11月9日公開)
1. IPアドレスって何?
まず、IPアドレスとはなんでしょうか。
こちらは「Internet Protocol Address」の略で、インターネット上の機器が互いにデータを送受信する際の住所のようなものです。
IPアドレスのおかげで、インターネット上でデータを正しい相手に送ったり、受け取ったりできます。
現在、IPアドレスは2つの主要なバージョンに分かれています。
IPv4とIPv6です。
IPv4は数字を4組並べたもの。
例: 192.168.1.1
ただ世界中でインターネットを使う人が増えて、このIPv4の番号では足りなくなってきました。
そこでできたのが、IPv6。
こちらは、もっと長くて複雑な番号です。
例: 2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334
このIPv6があるおかげで、これから先もたくさんのデバイスがインターネットを使えるようになりました。
IPアドレスの確認方法ですが、
Windowsではコマンドプロンプトの「ipconfig」、
macOSとLinuxでは「ifconfig」または「ip addr show」コマンドで
確認できます。
スマートフォンでは、iOSは「設定」からWi-Fiの詳細、
Androidは「設定」のネットワーク情報で
ローカルIPを見つけることができますよ。
2. グローバルIPとは?
IPアドレスが分かったところで、今度はグローバルIPとプライベートIPの違いです。
まずはグローバルIPアドレス。
これはインターネット上で唯一無二の住所です。
世界中どこにもかぶることのない、特別な番号。
世界中のどのコンピュータからでも特定できるものです。
例えば、ウェブサイトを閲覧する際、
そのサイトは独自のグローバルIPアドレスを持っており、
あなたのブラウザはそのアドレスを目指してデータを送受信します。
3. プライベートIPとは?
一方、プライベートIPアドレスは、ある閉じられたネットワーク内だけで通用する住所。
つまり、自宅や学校、会社など限られた空間内でのみ使われます。
外の世界とは異なり、この中では自由に使えるものの、
インターネット全体には通じません。
家の中のWi-Fiネットワークに接続されている各デバイス(スマートフォン、タブレット、パソコンなど)が、
ルーターによってそれぞれ異なるプライベートIPアドレスが割り当てられているイメージです。
4. なぜ2種類あるのか?
簡単に言うと、デバイスが増え続けるこの世界では、グローバルIPアドレスだけでは足りなくなるからです。
グローバルIPは数に限りがある貴重なもの。
そこでプライベートIPを活用して、多くのデバイスをスムーズにインターネットにつなげる仕組みを作っているのです。
なお、IPアドレスの管理と割り当ては、IANA、RIR、IETF等の機関が連携して行っています。
5. まとめ
インターネットでは「グローバルIP」と「プライベートIP」の2種類のアドレスが使われています。
グローバルIPは世界中で唯一無二の識別可能なアドレスであり、インターネット上のどのデバイスからもアクセス可能です。
一方でプライベートIPは、自宅やオフィスのような特定のローカルネットワーク内でのみ使われ、外部からはアクセスできません。
これらのIPアドレスを使い分けることで、限りあるグローバルIPリソースを効果的に活用し、日々増え続けるデバイスがインターネットにスムーズに接続できるようになっています。
それでは今回は以上です。
次回の記事でお会いしましょう!
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