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【アメリカ移民法】Keeping Families Together Process(家族の団結と安定を促進するプロセス)って何?

こんにちは。アメリカ・シリコンバレー在住のSeikaです。
一昨日、USCISから3通の連絡が届きました。
Keeping Families Together Process」という内容のもので、
よく分からなかったので、調べてみました。

(2024年9月1日公開)



1. USCISからの連絡

2024年8月30日、USCISから以下のような連絡がありました。

Keeping Families Together Process

On Aug. 19th, 2024, as part of the Keeping Families Together Process, we released Form I-131F, Application for Parole in Place for Certain Noncitizen Spouses and Stepchildren of U.S. Citizens. We are only accepting this form electronically using your online account.

家族の団結手続き

家族を一緒に保つプロセスの一環として、2024年8月19日に、米国市民の一部の非市民配偶者および継子のための仮滞在許可を申請するフォームI-131Fをリリースしました。このフォームはオンラインアカウントを使用してのみ電子的に受け付けています。

こちらがKeeping Families Together Processに関するリンクです。

自分に関係があるのかどうかまだよく分からなかったので、
サイトに飛んで内容を確認します。


2. Keeping Families Together Processとは?

「Keeping Families Together」プロセス(家族の団結と安定を促進するプロセス)は、米国市民の非市民配偶者継子が米国に一緒に住み続けることをサポートするための新しい手続きです。
この手続きでは、特定の状況にある非市民が「パロール・イン・プレース(仮滞在許可)」を申請することができます。

1. 米国市民の非市民配偶者や継子とは?

アメリカの市民と結婚しているけれども、まだアメリカの市民権や永住権を持っていない人々を指します。具体的には以下のような人々が含まれます。

  •  非市民配偶者
    例えば、日本人のAさんがアメリカ市民のBさんと結婚している場合、AさんはBさんの「非市民配偶者」となります。
    Aさんはまだアメリカの市民権や永住権を持っていないため、この手続きを通じてアメリカに滞在する許可を求めることができます。

  • 非市民継子
     例えば、アメリカ市民のCさんが非市民であるDさんと結婚し、Dさんには前の結婚で生まれた子供Eさんがいる場合、EさんはCさんの「非市民継子」となります。
    Eさんもまたアメリカの市民権や永住権を持っていない場合、アメリカに滞在する許可を申請することができます。

このプロセスはアメリカに滞在しているがまだグリーンカード(永住権)を持っていない非市民の配偶者や継子を対象としています。
すでにグリーンカードを持っている人は、アメリカに合法的に住む権利を持っているので、
この手続きは必要なさそうです。

2. パロール・イン・プレース(仮滞在許可)とは?

  • 米国に不法入国したり滞在している非市民が、一時的に米国内に滞在できるようにする許可のことです。
    この許可は、人道的な理由や重要な公共の利益のために特別に与えられます。

3. 裁判所の一時停止命令

  • 2024年8月26日、テキサス州の連邦裁判所は、この手続きでの仮滞在許可の発行を14日間停止するという命令を出しました。
    これにより、現在保留中の仮滞在許可のリクエストは一時的に処理されませんが、USCISは新しい申請を受け付け続けます。

4.フォームI-131Fの申請方法

  • 仮滞在許可を申請するためには、オンラインでフォームI-131Fを提出する必要があります。
    手続きや必要な書類についての詳しい情報は、USCISのウェブサイトで確認できます。

5.仮滞在許可が与えられたら?

  • 仮滞在許可が与えられ、その他の要件を満たしている場合、その非市民は米国内で合法的に居住するためのグリーンカードを申請することができます。
    この場合、アメリカ国外に出る必要はありません。

6. 詐欺防止への取り組み

  • USCISは、申請者の結婚が合法であることを確認するために、提出された証拠を厳しくチェックします。
    偽装結婚がグリーンカード取得のための手段とならないように、厳密な手続きを行っています。

合法的な入国手続きが難しい場合でも、特定の非市民がアメリカに滞在できるようにすることで、家族が引き裂かれるのを防ぐことが目的としたプロセスです。

USCISから何通も連絡が来た時は、何事かと構えてしまいました😅

このプロセスは、バイデン大統領が家族の団結を促進するための移民システムの改革を進める中で導入されたもので、そのプロセスのフォームがリリースされたというものした。
この申請を考えている方にとっては重要なお知らせです。

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それでは、次回の記事でお会いしましょう!

Photo by Chayene Rafaela on Unsplash
Photo by Patty Brito on Unsplash

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