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高齢者が改善する目標設定に重要な要素~SMARTの法則~
回復期リハビリテーションや通所リハビリで勤務し、その後自費リハビリ施設施設で理学療法士として働きながら、全国の介護施設でコンサルティングを行っている私が、今日は高齢者が改善するのに必要な目標設定についてお伝えしますね☆
目標設定のための面接スキルは、高齢者や障害をお持ちの方に関わる全ての職種に必要なスキルだと思っています。特に高齢者に身体機能や生活機能、社会的に改善・回復していただくためには必須です。
実はこれ高齢者に限ったことではなく、職場の上司部下の関係性だったり、家族の中の関係性、子育てなどでもあればより良くなるスキルだと思っています。
目標設定の方法はさておき、今回紹介するのは実際に目標設定した内容が目標として正しく機能するかをチェックするSMARTの法則です。
SMARTの法則とは、以下の単語の頭文字をとったものです。
S:Specific・・・具体的であるか
M:Measurable・・・測定可能であるか
A:Assignable・・・達成可能であるか
R:Realistic・・・現実的であるか
T:Time-bound・・・期限が明確であるか
例えば、このような目標設定しがちではないでしょうか?
「自宅に復帰すること」「在宅生活を継続すること」
一見、目標設定として問題なさそうですが、実は問題大アリです。というのもSMARTの法則に当てはめて見てみると、
S:自宅復帰することや在宅生活を継続するということは、具体的にどんな能力が必要なのでしょうか?
M:自宅復帰や在宅生活の継続はできるか、できないかの2択ですので、より測定が可能な介助量や歩行距離など客観的な指標があると進捗がわかりやすく、動機づけにもなってきます。
A:今までに1日1記事しかけたことがないのに明日から毎日100記事書く!これが現実的かを考えていただければ、目標設定として機能するかがわかると思います。
R:これが難しいところなのですが、あまりにも現実とかけ離れた目標は目標になっていないのは確かです。ただ、夢として持っていても良いのではないかと私は思っています。この大それた目標や夢を現実的な目標に落とし込むことが面接のスキルです。
T:最も重要なのはココだと思っています。期限が決まっていないと集中的に取り組むことはできません。患者さんからよく聞く言葉として「これから一生リハビリを・・・」という言葉を聞きますが、そんなに長期間に目標を持ち続けるのは難しいことです。期間を区切って、達成しなかった目標は見直しをするなど工夫が必要です!
今日は少し脱線してSMARTの法則に関してお伝えしました!
ぜひ活用してください☆
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