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高齢者が改善するために必要な目標設定と予後予測について~高齢者に関わる仕事をしている人に知ってほしいこと~
回復期リハビリテーション病棟と通所リハビリを経験して、現在自費リハビリ施設で理学療法士として勤務しながら、介護施設の職員さん向けにセミナーなどをさせていただいている私が、高齢者や障害をお持ちの方を改善していくために必要な目標設定と予後予測に関してお伝えします。
まずは予後予測という言葉に関して、少し熱くなりすぎたコラムはこちら。ぜひこちらから読んでください!
https://note.com/seika_kashika/n/n37aa0923e2ae
さて、目標設定と予後予測ですが、似ているようで実は全く違うものです。
何が違うかでいうと、主語が違うのです。
目標設定は、高齢者や障害をお持ちの方がするもの。
予後予測は、そのまわりの医療者や介護者がするもの。
しかし現状医療や介護の場面で目標設定を医療者や介護者がしていることがあります。これは目標になりえません。
なぜならあなた自身は、他人が決めた目標を生きていますか?あなたが生きている今は誰かが決めた今ですか?
人は自分で決めて実行しているのです。実行しないと決めたのも自分です。
実行につながるのは自分自身で決めたことだけです。
例えば自費のリハビリ施設にも家族のすすめで来られる方がいらっしゃいます。本人はあまりやりたくないパターンですね。
このパターンはあまりうまくいきません。もちろん私は本人が目標設定できるようになんとか取り組みますが、本人の気持ちを乗せることができないとなかなか成果に繋がりません。
医療や介護に関わる方はそれを履き違えないようにしながら、本人がうまく目標設定できるように面接するスキルを身に着けていきましょう!
身体の状態を変えるだけがケアやリハビリではなく、前向きな心を作ることも重要なことですよ!
次は回復期リハビリと自費リハビリコラムの続きです!
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