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自費リハビリについて⑤~自費リハビリ施設の改善事例①~
回復期リハビリテーション病棟、通所リハビリで働き、自費リハビリ施設で勤務している理学療法士の私が、自費リハビリ施設で経験した改善事例についてご紹介します☆
前提として自費リハビリ施設に来る方というのは、回復期リハビリテーション病棟という日本の医療制度の中で最も充実してリハビリを受けられる施設にある一定期間入院し、1日最大3時間の個別リハビリや自主トレ環境も整った場所で過ごしてから来られます。
しかし、自費リハビリ施設に来るときに、例えば、麻痺した手が全く動かない状態の後遺症をお持ちの方や杖・装具がないと夜の移動もできない状態のことも少なく有りません。
個別の状況でお話したほうがわかりやすいので、1人ずつ紹介していきます。
☆60代女性 A様 右片麻痺☆
○来所時の状態
【発症してからの期間】
発症直後に急性期病院・その後回復期リハビリテーション病院に転院
し、回復期リハビリテーション病院で5ヶ月間入院の上、集中的なリ
ハビリを受けて、自宅退院。自宅退院直後に、自費リハビリ施設に来
られる
【腕・手】
麻痺側の右手は全く動かず、指も握ることもできない状態。生活上も
もちろん何も使えていない状態。右肩の亜脱臼有り
【足・移動】
右手と比べると動きがあるが、麻痺は重く、装具と杖がないと歩行は
困難。屋外移動は車椅子全介助。自宅内移動は車椅子自走で、歩行は
膝までの装具・杖を使用して見守りから少し介助がいる程度
○初めて来所されたときの私の予測
重い麻痺だが、足の状態は手よりも動きがあり、歩きも上手になりそ
う。手は6ヶ月位集中的にリハをやってきたのに、全く動かない状態
というのはなんでだろう。
○実際の経過(最初の2ヶ月間)
自費リハビリ開始して1ヶ月程度で自宅内の車椅子が外れ、杖と装具
を使用した歩行自立となる。車椅子の自宅内用に借りたものは返却
を促す。自費リハビリ施設にも正面まで車で送ってもらい、そこからは
杖歩行で一人で来られるようになる。
手の状態はなかなか動きが出ず、亜脱臼も引き続き見られるが、取り
組みを続ける
長くなりましたので、現在の状態は次のコラムでお話しますね☆
今日も一日頑張っていきましょう!
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