短歌人2018年12月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。
今月の月詠です。

すっぱりと斜め四十五度に切られた月をしばし見ている
台風一過の運河のみずは鈍くひかり水羊羹のようにゆれおり
夕空にまだらに浮かぶうろこ雲 こわいと言われればこわい気がする
自習室が閉まる十時はサイゼリヤにたびびと算をならんで解きぬ
先生の名前がふたつ並んでる国語便覧「あきのくさはな」

いよいよ年末が近づいてきました。このところ思うように作品が出せず苦しんでいるのですが、ここはほかの人も通る道なのだろうなと感じています。

感想などお聞かせいただけるとうれしいです。

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