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短歌人2018年5月号

こんにちは、短歌人の太田青磁です。
今月の月詠です。

髪を切りわすれた雨の日の前髪が湿度をまして視界をふさぐ
阪神の話題でやたら盛りあがっているうどん屋の隅に相席を得る
タンパクを取るべきだという友がいて釜肉うどんに玉子をつける
肉をよけつつうどんに黄身をからませるその質感を愛でたのち食む
二月中に出すといった雛人形を三月一日のロスタイムに出す
レイトショー見終えた夜の街並みはどこにもつながっていないよるのまち

3月号の作品がSelection(読み手の心にまっすぐ沁みてくる歌。作者の個性がみえる歌。)に掲載されました。

フィルムに色うかびゆく二十秒 おのれの顔におののくむすめ

寺島弘子さん、どうもありがとうございました。

感想などお聞かせいただけるとうれしいです。


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