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【小説紹介】大貧乏の教え

 このお話が、私たちの身の周りで実際に起きている事をありのままに描き出し、これからの時代を生きていく為に必要で基本的な視点を持つきっかけを与えるものになると信じます。

 このお話が実話に基づいていると言ったら誰もが驚くでしょう。ですが、世の中には不思議な事があり、そして不思議な人がいるものです。このお話はSFではありませんからカラクリはありません。普通の小説のように凝った書き方はしていませんし装飾もありません。

 政治、お金、いろいろな主義や大声で叫ばれる主張などに振り回されず、幸せな人生を送る為の基本的な知識が詰まっています。いかがですか?


 僕の名前は誠。

 僕はある日、雄二郎氏と言うホームレスに出会った雄二郎氏はたくさんの本を読んでいた。食べる事よりも本を読むのが好きでいろいろな事をよく知っていた。知っているだけではなくて、何と言うか、そう、それが見識になっていたと言ったら良いのだろうか? 何かそんな感じの人だった。

 僕はそんな雄二郎氏に惹かれて会って話すようになった。何度も何度も。そこで僕は僕が考えていなかったと言うより、きちんと見るのをサボって思考停止して放っておいたいろいろな事に気付かされたのだった。

 ぼんやりと生きて日々の生活に漠然とした不安を持っていた僕。なのに、何もしなかった僕。ただ人生の時間を流されるままに無駄に過ごしていた僕。そんな僕は雄二郎氏と話をする事によって何か自分自身を変える事ができたのだろうか?

目次
第一章 出会い
第二章 繰り返す思い
第三章 良い時代だった?
第四章 豊かになる仕組とは
第五章 アウトプットとインプットの関係
第六章 作った価値=お金じゃない
第七章 お金とはそもそも何なのか
第八章 お金を使うと決めたら誰にも選択肢は無い
第九章 僕も集中する富の中にいる
第十章 お金を回すエンジン
第十一章 格差との付き合い方
第十二章 僕は拘束されている
第十三章 最後の砦
第十四章 ホワイトカラー時給労働者
第十五章 変わらないものは1つもない
第十六章 生産と消費の時間のアンバランス
第十七章 延長線上に無い未来
第十八章 別れ


 「バビロンの大富豪」とともに読む事をお勧めします。「バビロン」は個人としてのお金に関する心構えや基礎知識を寓話で語っているのに対して、こちらの「大貧乏」は現代の世の中でお金がどのように回っていてその中で私たちはどのような役割を担っているかという点についてのお話です。

 登場人物の大貧乏とはある読書好きのホームレスであり、所謂アウトサイダーの目線で世の中を見ています。私たちが当然と考えて気付けない事を彼は語ります。

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